「北朝鮮急変に備えるべき」 進歩新党代表

「リスク管理の見地から」

 進歩新党の趙承洙(チョ・スンス)代表=写真=は27日、メディアのインタビューに対し、「(北朝鮮の事態が急変する)可能性を念頭にアプローチする必要があると思う」と述べた。

 これは、趙代表が「北朝鮮を『平和統一勢力なのか、敵対的な従来の関係なのか』といった見方でだけで見るのではなく、北朝鮮の事態急変や崩壊の可能性を念頭に置き、一種の『韓半島(朝鮮半島)リスク』という見地から北朝鮮を管理する必要がある」とし、述べたもの。北朝鮮の事態が急変し、混乱に陥る可能性があることを前提に、それに対する現実的な対策を立てなければならないということだ。

 また、民主労働党の「従北(北朝鮮に追従する)傾向」に対する見解を問われると、趙代表は「(従北主義に問題があるという)意識そのものには変わりがないが、この問題をお互い討論できる状況だと考えている」としながらも、「(民主労働党は)依然として北朝鮮問題に対しては客観的な見解をきちんと明らかにすることを避けているという印象は受けた」と言った。趙代表は 2008年、「民主労働党は北朝鮮に追従している」とし同党を離党、進歩新党を立ち上げた。

チョ・ベッコン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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