京畿道知事「わたしが北の経済顧問だったら…」

 京畿道の金文洙(キム・ムンス)知事は、北朝鮮の対南(対韓国)宣伝メディア「我が民族同士」が自身を「同族対決にとち狂っている。道知事の皮をかぶった対決狂信者」と26日に非難したことについて、「口では『我が民族同士』と言いながら、同じ民族を砲撃するとは何事か」と27日に反論した。

 金知事は同日の記者懇談会で、 北朝鮮による3代世襲や延坪島砲撃事件といった南北の平和を乱す北朝鮮の閉鎖性に言及した後、「北朝鮮の非難には影響されない」として、上の通り述べた。金知事は21日にラジオ番組で「(韓国軍による)延坪島での射撃訓練は、当然の主権行使であり、軍の戦力強化のためやって良かった」と述べるなど、北朝鮮に対し強硬な見解を明らかにしていた。

 また、金知事は「わたしが北朝鮮の経済顧問なら、韓国よりもっと豊かにできる。韓国が30年間で成し遂げた経済成長を、北朝鮮では15年あればできる」とも言った。北朝鮮は、最近経済成長が著しい中国や、経済分野でリードしている韓国と陸続きなので、その気になれば早期に経済成長を成し遂げられるというのだ。金知事は「(中朝国境の)豆満江の向こうにいる多くの人々(中国の朝鮮族)は韓国語を話せるなど、事実上、あの土地はわたしたちの土地と同じだった」と、北朝鮮の成長に多くの可能性があることに言及した。

水原=キム・サンミン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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