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官民の科学技術研究費、2年続けて減少 民間低迷響く

2010年12月25日10時44分

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 官民あわせた科学技術関連の研究費総額が2009年度は17兆2463億円となり、2年続けて減ったことが、総務省による科学技術研究調査で分かった。前年度比8.3%減で、1953年の調査開始以来、最大の下げ幅。不況の影響で民間の研究費が大幅に減少したのが響いた。

 調査は国内の企業や大学など約1万8千機関を対象にした。研究費全体の7割を占める民間の研究費が前年度より12.1%減り、11兆9838億円だった。国の研究機関などは1兆7127億円で同0.5%の減少。大学などは3兆5498億円で同3%の増加となった。

 自動車などの輸送用機械器具製造業、パソコンなどの情報通信機械器具製造業で研究費の減少が目立った。研究費の国内総生産(GDP)に対する比率は3.62%で、前年を下回った。

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