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【朝鮮学校無償化】文科相「年明け早々にも解決を図りたい」 実際の見通しは不透明

2010.12.28 13:01
高木義明文部科学相高木義明文部科学相

 北朝鮮による韓国・延坪(ヨンピョン)島砲撃で、朝鮮学校の高校授業料無償化適用手続きが停止していることについて、高木義明文部科学相は28日の定例会見で「年明け早々にも解決を図っていきたい」と述べ、適用手続き再開に向け、政府内を調整する意欲を示した。ただ、具体的な再開のめどは示さなかった。

 朝鮮半島では、軍事的な緊張が続いているうえ、政府内での調整も進んでいないことなどから、高木文科相の発言通り手続き再開がするかは不透明な情勢。

 会見で、高木文科相は「(朝鮮半島の)推移を見守っている。状況は変わっていない」と述べ、現状では手続き再開への調整が進んでいないことも強調。手続き停止を指示した菅直人首相とも「北朝鮮関連については議論していない」と認めた。

 しかし、その一方で高木文科相は「(今年度で朝鮮学校を卒業する)いまの3年生に適用できるように、という気持ちで議論している」「(来年の仕事始めの)1月4日以降、この問題の答えを出さなければいけないという気持ちでいっぱい」と早期再開に意欲を示した。

 今年度分の就学支援金を支出するためには「1月の中旬ぐらい」までに適用を決める必要があるという見方も示し、「そういう目標をもって熟慮している」とも述べた。

 朝鮮学校への高校授業料無償化適用をめぐっては、北朝鮮影響下の教育内容を不問にした基準に基づき文科省が手続きを進めていたが、北朝鮮による砲撃を受け、停止された。

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