2010年12月26日22時48分
26日午前11時半ごろ、福岡空港(福岡市博多区)で、韓国・釜山行きのエアプサン141便(ボーイング737―400型、乗員乗客153人)が管制官の指示に反して滑走路に進入し、着陸態勢に入っていた仙台発の日本航空3530便(同型、同108人)が着陸をやり直すトラブルがあった。けが人はなかった。
国土交通省によると、日航機は滑走路の手前約5.6キロに迫り、1分余りで着陸する予定だった。同省運輸安全委員会は、事故につながりかねない「重大インシデント」と判断。調査官2人を27日、福岡空港へ派遣する。
国交省の発表によると、管制官は日航機を着陸させるため、エアプサン機に対し滑走路手前の誘導路で待機するよう指示したが、誘導路の停止線を越え、機首が滑走路にはみ出した。同機は管制官の指示でそのまま離陸した。日航機は約18分遅れて着陸した。
エアプサンは韓国の格安航空会社。