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2010年12月27日(月) 19:29 |
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岡山市下水道水増し訴訟、和解成立
提訴から10年、下水道普及率の水増しをめぐる訴訟が終結しました。 原告の市民オンブズマンと、二審で賠償を命じられていた安宅元市長との間で和解が成立していたことが分かりました。
市民オンブズマンおかやまが、安宅元市長から支払われた和解金1800万円を27日、岡山市に引き渡しました。 この問題は、岡山市が29年間、下水道普及率を水増し報告したペナルティーとして、国に21億円を支払ったのは当時の市長らの責任だとしてオンブズマンが訴えていたものです。 訴訟では、安宅元市長と当時の市幹部6人が賠償を命じられ、今年9月、元市長を除く6人が合わせて7200万円を賠償することで和解しました。 今回の元市長との和解で、オンブズマンは訴えを取り下げ、10年続いた訴訟に終止符が打たれました。 安宅元市長は、山陽放送の取材に対し「政治的責任を取るため、今回の和解に踏み切った」、「普及率の水増しが始まった原因について、裁判所が結論を出そうとしなかったことが残念だ」とコメントしています。
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