韓国軍:済州海軍基地の建設工事再開

 韓国海軍は27日、済州海軍基地の建設工事を再開した。この過程で、工事を妨害しようとする市民団体のメンバーや反対派の一部住民らと衝突する騒ぎが起きた。

 韓国海軍はこの日、済州海軍基地建設予定地に当たる西帰浦市江汀村のチュンドク海岸にコンクリートなど建設資材を搬入し、工事を再開した。海軍と建設業者は、まず現場事務所や宿舎として使用する仮設住宅を建てた後、来年1月から港湾工事に入るという。海軍基地は、当初2014年9月に完成する予定だったが、住民の反発でおよそ1年間工事が中断し、2015年初めごろ仕上がる見込みだ。

 済州海軍基地の工事再開は、今月15日に海軍基地反対住民らが提起した「絶対保全地域変更処分無効訴訟」に却下の決定が下るなど、すべての行政・司法手続きが済んだことによるもの。これに先立ち、禹瑾敏(ウ・グンミン)済州道知事は先月15日、「済州道は江汀村に海軍基地を建設する政府の政策を受け入れ、積極的に支援する」と発表した。

済州=オ・ジェヨン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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