チケット不正転売でG応援団解散　球団が応援団募集！

　巨人は２７日、関東地区唯一の応援組織で３０数年の歴史を誇る「東京読売巨人軍応援団」の男性団員が入場券を不正転売していたため、応援団が１２月上旬に解散していたことを明らかにした。

　応援団が不在になる緊急事態を受け、球団は、異例の私設応援団公募をすることになった。

　球団によると、男性は今季、東京ドームで行われた試合の入場券数十枚をネットオークションなどで転売。現時点で、刑事事件には発展していないものの、試合観戦契約約款などに違反した事実を重く受け止め、同応援団は自主解散することが決まった。

　これを受け、球団側は私設応援団の公募を決めて「緊急対応的な措置。（首都圏で）１つしかない私設応援団が解散し、シーズンの応援にも支障が出る。球団として側面から支援しなければならないと判断した」と説明した。

　応援団の自主解散で、球団サイドが最も頭を痛めているのが、トランペット奏者だ。「演奏経験者が応募してくれるとありがたい」と“即戦力”の入団を期待。球団ホームページを通して募集、書類審査、面接を経て合格した約２０人が「（仮称）読売ジャイアンツ応援団」として来シーズンから活動を開始する。