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【大相撲】

宮城野親方 保留していた始末書にサイン

2010年12月28日 紙面から

臨時理事会を終え、記者会見で頭を下げる宮城野親方=東京・両国国技館で

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 日本相撲協会は27日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、宮城野部屋の宮城野親方(元十両金親)が、同協会の勧告に従って、部屋付きの熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)との年寄名跡交換を承認し、師匠が交代したと発表した。宮城野親方は保留していた始末書にサインした。

 始末書の内容は、解雇処分と“同等”の厳しさだった。「今後、2度と不祥事を起こさないことを誓約し、万一問題があれば解雇処分を受けてもやむを得ないものと理解しました」「今後、師匠への復帰及び昇進がないことも理解しました」などと書かれ、師匠への望みは絶たれ、親方としての昇進もできないことになった。宮城野親方は、特例として弁護士同席で理事会に出席、始末書へのサインを保留していた理由を「頭が真っ白になってしまって整理をしたかった。心から反省している」と話した。

 宮城野親方は「週刊現代」の八百長疑惑記事で、八百長が存在するかのような発言をしたと報じられた問題の責任を問われた。24日の理事会で師匠交代の勧告を受けながら、勧告に従うかどうか態度を保留していた。27日の理事会では、解雇を訴える理事もいたが、始末書にサインしたことで決着。放駒理事長(元大関魁傑)は「(保留は)正直驚きました。当然、受け入れて手続きするものと思っていた」と話し「この件についてはこれで終わり。来年はいい年にしたい」と締めくくっていた。

 

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