ワゴン車転落 並走車と衝突か
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ワゴン車転落 並走車と衝突か

12月25日 18時9分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

福岡県太宰府市で、ワゴン車が乗用車と衝突して池に転落し、双方の車の6人が死亡した事故で、警察は同じ方向に並ぶような形で走っていた2台の車が何らかの原因で衝突し、このはずみでワゴン車が池に転落した可能性が高いとみて調べています。

24日午後11時40分ごろ、福岡県太宰府市向佐野の県道で、ワゴン車が乗用車と衝突して道路脇の池に転落しました。ワゴン車には定員を上回る9人が乗っており、このうち、同じ高校の3年生の八女市の井手綾美さん(17)、久留米市の石原瞳さん(18)、筑後市の末吉泰子さん(18)と、いずれも八女市に住む農業手伝いの佐藤慎一郎さん(18)、アルバイトで山本翔さん(18)の5人が死亡しました。また、山本さんの息子で生後6か月の悠斗ちゃんが意識不明の重体になっているほか、車から自力で脱出した男女3人が軽いけがをしました。警察によりますと、24日夜は、友人どうしで福岡市内にイルミネーションを見に行く途中だったということです。一方、乗用車を運転していた、現場近くに住むアルバイトの秦智之さん(26)も、事故からおよそ4時間後に池の中から見つかり、死亡が確認されました。警察は、秦さんが事故の直後近くのガソリンスタンドに車をとめて、救助のために池に入った可能性があるとみています。現場は片側2車線の道路で、警察は現場や車の状況などから、ワゴン車が歩道側の車線、乗用車が追い越し車線を並ぶような形で走っていて、何らかの原因で衝突し、このはずみでワゴン車が池に転落した可能性が高いとみています。警察は、救出された人や目撃者から話を聞くなどして、事故の原因を調べることにしています。