池に車転落 6人死亡1人重体
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池に車転落 6人死亡1人重体

12月25日 10時36分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

24日夜遅く、福岡県太宰府市で、ワゴン車が乗用車と衝突して池に転落し、ワゴン車に乗っていた9人のうち、女子高校生など5人が死亡、子ども1人が意識不明の重体になっています。また、事故後、車を降りて池に向かった乗用車の男性も、池の中で見つかって死亡が確認され、警察で事故の状況や原因について調べています。

24日夜11時40分ごろ、福岡県太宰府市向佐野の県道で、ワゴン車が乗用車と衝突し、このはずみで道路脇のおよそ2メートル下の池に転落しました。警察によりますと、ワゴン車には定員を上回る男女9人が乗っており、このうち3人が自力で脱出しましたが、ほかの6人は行方が分からなくなりました。警察や消防が捜索した結果、6人はおよそ2時間後に、池から引き上げられたワゴン車の中や池の中から相次いで見つかり、病院に運ばれましたが、男性2人と女性3人のあわせて5人が死亡し、生後6か月の男の子が意識不明の重体だということです。亡くなった5人のうち、2人はいずれも高校3年生で、福岡県八女市の井手綾美さん(17)と福岡県久留米市の、石原瞳さん(18)で、いずれも八女市内の農業高校に通う同級生だということです。残る3人も10代後半の友人とみられ、警察で確認を急いでいます。一方、乗用車を運転していた現場近くに住むアルバイトの秦智之さん(26)も、午前4時すぎに池の中から見つかり、その後、死亡が確認されました。秦さんは、事故直後、乗用車から降りて池の方に向かうのが目撃されており、警察が当時の状況を調べています。現場は太宰府市の中心部に近く、緩やかにカーブした片側2車線の道路です。ワゴン車は福岡市方向に向かって進んでいたということで、警察が事故の状況や原因を調べています。