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ワゴン車転落:6人が死亡 別の男性も池で発見、死亡確認

転落した池からつり上げられるワゴン車=福岡県太宰府市で2010年12月25日午前2時19分、矢頭智剛撮影
転落した池からつり上げられるワゴン車=福岡県太宰府市で2010年12月25日午前2時19分、矢頭智剛撮影

 福岡県太宰府市吉松4の池にワゴン車が転落した事故で、福岡県警筑紫野署は25日、救出された男女6人の死亡を確認した。ワゴン車には9人が乗っており、このうち男性2人と女性1人の計3人が自力で岸に上がった。消防が残る男性3人と女性3人を引き揚げたほか、さらに男性1人を引き揚げたが、7人全員の死亡が確認された。このうち1人は男児だった。男性の一人はワゴン車と衝突した乗用車の運転手とみて調べている。

 同署によると、ワゴン車は筑紫野市方面から福岡市方面に走行中、乗用車と衝突した反動で池に落ちたとみられる。事故現場近くのガソリンスタンドに乗用車が乗り捨てられており、この乗用車が事故を起こした可能性があるという。

 ワゴン車に乗っていたのは、福岡県八女市などに住む10代の男女8人と男児1人。自力で脱出した女性が死亡した男児の母親という。男児は生後6カ月程度だった。

 現場は、西鉄太宰府駅から西に約3.5キロの飲食店や住宅が建ち並ぶ一角。

毎日新聞 2010年12月25日 5時18分(最終更新 12月25日 12時55分)

 

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