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ワゴン車転落:「男児が蘇生」警察明らかに 死者は計6人

池に転落した車に乗った人の救出作業をする消防隊員ら=福岡県太宰府市で2010年12月25日午前1時40分、矢頭智剛撮影
池に転落した車に乗った人の救出作業をする消防隊員ら=福岡県太宰府市で2010年12月25日午前1時40分、矢頭智剛撮影

 福岡県太宰府市吉松4で乗用車と衝突したワゴン車が池に転落した事故で、福岡県警筑紫野署は25日、車に乗っていた計7人が死亡したとしていたが、その後、男児一人が蘇生したことを明らかにした。男児は意識不明の重体。心肺停止状態だったが、救命活動で心臓が再び動き出したという。

 同署によると、ワゴン車には9人が乗っており、このうち男性2人と女性1人の計3人が自力で岸に上がった。消防が残る男性3人と女性3人を引き揚げたほか、さらに男性1人を引き揚げたが、7人全員の死亡がいったん確認された。このうちの1人が男児だった。男性の一人はワゴン車と衝突した乗用車の運転手とみて調べている。

 ワゴン車に乗っていたのは、福岡県八女市などに住む10代の男女8人と男児1人。自力で脱出した女性が蘇生した男児の母親という。男児は生後6カ月程度だった。

毎日新聞 2010年12月25日 5時25分(最終更新 12月25日 7時30分)

 

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