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重体の乳児も死亡、太宰府事故 死者7人に

ワゴン車が転落した池に向かって犠牲者の冥福を祈る男性(25日午後5時54分、福岡県太宰府市で)=足立浩史撮影

 福岡県太宰府市向佐野4の県道で24日深夜、乗用車と衝突したワゴン車が県道沿いの池に転落した事故で、ワゴン車に乗っていた17〜18歳の高校生ら男女8人のうち5人が死亡、意識不明の重体になっていた同県八女市黒木町、山本悠斗ちゃん(6か月)も25日夜、収容先の病院で死亡した。

 この事故の死者は、悠斗ちゃんや父親の翔さん(18)らのほか、乗用車の1人を含めて計7人になった。

 県警筑紫野署の発表によると、いずれも水死とみられる。翔さんの妻、佑紀さん(18)ら3人はワゴン車後部のハッチバックドアなどから脱出し、いずれも腰の打撲などの軽傷を負った。

 同署の聴取に生存者の1人は「右側を並走していた乗用車とぶつかり、事故になった」などと説明。同署は片側2車線のうちワゴン車が左車線を、乗用車が右側の追い越し車線を並んで走り、何らかの理由で衝突してワゴン車が県道左側の池に落ちた可能性があるとみている。

 ただ、衝突時の状況については、生存者によって食い違う部分もあるという。乗用車は左前部が大きく破損。並走時の衝突でこうした壊れ方にはなりにくいとの見方もあり、同署は慎重に調べを進めている。

 ワゴン車は乗用車と衝突した弾みで県道脇のガードパイプを10メートル余りにわたってなぎ倒し、池に転落。定員(7人)を上回る人数が乗っていたほか、チャイルドシートはなかったという。助かった3人からアルコール分は検出されていない。同署は運転手がだれだったかなどについても、確認を急いでいる。

2010年12月26日  読売新聞)
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