主役は外国人ジョッキー、4億円超の馬券が紙クズに…

2010.12.04

 WSJSでムーア騎手の豪腕に酔いしれ、ジャパンCではブエナビスタ=スミヨン騎手の降着で4億円超の当たり馬券が紙クズ…。先週の東京競馬は良くも悪くも外国人ジョッキーが主役でした。

 そんななか、キラリ光ったのがフランスから来た21歳のギュイヨン騎手。日曜は藤沢和厩舎の新馬で連勝し、JCでもヴィクトワールピサを3着に持ってきました。「若いのに大したもんだよ。さすがペリエが薦めるだけのことはある。短期免許でまた来てもらいたいね」と藤沢和調教師。

 ただ、JCでは外に斜行し過怠金1万円を科されており、「レッドシューター(キャピタルS2着)でもやっていたけど、直線で馬場の真ん中まで持ち出すようなことをやってはダメ。その点はきっちり注意しないと」と、トレーナーは苦言を呈していました。

 欧州がオフシーズンとなる冬は、多くの外国人ジョッキーが短期免許で騎乗します。「馬を真っ直ぐ走らせる」という日本競馬の大原則を、JRAはしっかりレクチャーしておく必要があるでしょう。(漆山貴禎)

 

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