ＳＭＡＰ５年ぶり３回目大トリ　第６１回紅白歌合戦　曲順発表

　ＮＨＫは２６日、大みそかの第６１回紅白歌合戦の曲順を発表した。大トリは５年ぶり３回目の白組・ＳＭＡＰで、紅組のトリは２年連続のＤＲＥＡＭＳ　ＣＯＭＥ　ＴＲＵＥ。ポップス勢同士の対決は、１９７８年（第２９回）の沢田研二と山口百恵以来３２年ぶりとなる。

　ＳＭＡＰは「２０１０年の紅白の最後を務めさせていただくのは大変光栄に思います。暗いことが多かった２０１０年でしたが、明るくハッピーに、そしてこれからの希望を込めて歌わせていただきたいと思います。白組司会の事務所の後輩、嵐の５人に少しでも協力できるよう頑張ります」とコメントを寄せた。

　昨年は白組の北島三郎（７４）が故・美空ひばりさんに並ぶ最多タイ１０回目の大トリを務めたが、新記録はお預け。３２年ぶりの最終組ポップス勢対決について、井上啓輔チーフプロデューサーは「２０１０年を代表するヒットメーカー２組に最後を締めてもらうことで、新しい時代の雰囲気を出せれば」と話した。

　トップバッターを務めるのは３年連続で紅組の浜崎あゆみ（３２）。昨年史上初となった２年連続の記録を更新した。白組トップは昨年に続きＥＸＩＬＥが務め、オープニングからゴージャスな対決が番組を盛り上げる。

　初出場同士の白組ＨＹと紅組クミコ（５６）は、ともに平和への祈りを込めた歌で対決する。第２部では石川さゆり（５２）「天城越え」と北島の「風雪ながれ旅」の演歌対決が実現。作詞が今年亡くなった吉岡治さんと星野哲郎さんなので、２人へのリスペクトを込めた演出を検討中という。

　絶滅したと思われていた「クニマス」を発見したことで注目を集めている魚類学者でタレントのさかなクン（３５）が３年連続で紅白に出場することが決まった。

　昨年はさくらまや（１２）が歌うバックで“チョイ役”として登場。今年の出番は未定だが、井上チーフプロデューサーは演出について「クニマスを絡めざるを得ないんじゃないかと…。検討中ですね」と、時事ネタで盛り上げるプランを明かした。