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【回顧 平成22年】電子書籍、話題先行の1年 向こう数年は混戦模様か (5/5ページ)
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書店もビジネスモデル模索
電子書籍の普及は既存の書店にもビジネスモデルの変革を迫る。今年は自社サイトなどで紙と電子版を両方売る「ハイブリッド型書店」を目指す動きが目立った。
紀伊国屋書店は今月10日から、同社の電子書籍販売サイトで光文社や講談社などの約1100タイトルの配信を始めた。当面はパソコン向けだが、今後、米アップル社の「iPad(アイパッド)」などの携帯端末にも対応させていく。
大日本印刷とNTTドコモ、書店の丸善なども電子書籍販売サイト「honto」を開設。オンライン書店と実際の店舗を連動させた宣伝やマーケティングを行うという。
一方、三省堂書店は客の注文を受けて店頭で製本する「オンデマンド出版」を15日から東京都千代田区の神保町本店で始めた。米国の製本機を使い、注文から10分前後で紙の本を作るサービスだ。品ぞろえは洋書約300万点と講談社などが出した日本の書籍約2000点に限られるが、1部から注文できる。三省堂書店は「電子書籍販売の一つの形態で、“品切れのない書店”の実現につながる。見た目も面白く集客にも効果的では」とみる。