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【回顧 平成22年】電子書籍、話題先行の1年 向こう数年は混戦模様か (3/5ページ)
紙の書籍の年間発刊数は8万点近いが、書店の本棚には限りがあるため、本が書店に並ぶ期間は数カ月程度にとどまり、返品率が4割にのぼるとされる。
電子書籍は、紙の本のように「場所をとる」ことがない。ただ、一つの画面に目立つよう表示するには限りがあるため、読者の目に触れる本はおのずとしぼられる。出版関係者は「電子版の場合は紙の本以上に、どんな本があるのかを送り手から読者へ積極的に発信していくことが必要になる。そこに販売の難しさと面白さがある」と話す。
書店なら利用者は書棚を眺めて想定外の本を探す楽しみがあるが、ネット上ではそうした体験が難しい。電子書籍の“売り方”も今後の課題となるだろう。
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評論家・歌田明弘さんに聞く 「通信各社牽引 出版社は様子見」/komi>
電子書籍が普及する環境は「元年」でどこまで整ったのか。『電子書籍の時代は本当に来るのか』(ちくま新書)を刊行した評論家、歌田明弘さん(52)に現状と今後の課題を聞いた。