三階級制覇し、和毅（左）、大毅（右）と喜ぶ亀田興毅＝さいたまスーパーアリーナ（撮影・吉澤敬太）
「ＷＢＡ世界バンタム級王座決定戦」（２６日、さいたまＳＡ）
同級２位の亀田興毅（亀田）が、同級５位のアレクサンデル・ムニョス（ベネズエラ）に３-０の判定で勝ち、日本初の世界３階級制覇を達成した。亀田３兄弟が初めてそろい踏みした「デイリー後援・亀田祭り」のメーンに登場した亀田は、これまで日本選手に７戦全勝と“日本人キラー”のムニョスを序盤からスピードで圧倒。ムニョスの大振りのパンチに合わせるカウンターを効果的に使い、最終回にはダウンを奪った。スコアは１１５-１１１、１１６-１０９、１１７-１０９でジャッジ全員が興毅を支持。
興毅は０６年８月のＷＢＡ世界Ｌフライ級、０９年１１月のＷＢＣ世界フライ級に続き、３階級制覇を達成。「まだまだバンタム級は無理やと親父はこの試合に反対していた。親父に一言言いたい。親父、どんなもんじゃい！」と歓喜のリングで絶叫した。興毅の戦績は２５戦２４勝（１５ＫＯ）１敗。ムニョスは３９戦３５勝（２７ＫＯ）４敗。
(２０１０年１２月２６日)
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