26日午前9時35分ごろ、名古屋市千種区自由ケ丘の墓地を墓参りに訪れた男性会社員(57)から「ピストルを持った人が倒れている」と110番があった。愛知県警千種署が調べたところ、拳銃のようなものを持った男性が頭から血を流して死んでおり、男性は指定暴力団山口組弘道会佐々木一家の山本岩雄総長(60)と判明した。同署は状況から自殺の可能性が高いとみて調べている。
同署によると、山本総長はジャンパーとジーパン姿で、着衣に乱れはなかった。右手に拳銃のようなものを持ち、右のこめかみ付近から頭の左側に銃弾が貫通した痕があった。所持品はなく、墓石の間の通路に倒れていたという。
同市内では3日にも、弘道会傘下の組長=当時(63)=が拳銃自殺している。
[時事通信社]