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中国粉ミルク事件の被害者家族代表、保釈へ 医療名目と香港紙
中国の粉ミルク汚染事件の被害者家族代表で、公共秩序騒乱罪で懲役2年6月の判決を受けた趙連海氏が26日にも医療名目で保釈されると、同日付の香港各紙が複数の関係者の話を基に報じた。
趙氏が重病を患っているとの情報はないといい、異例の重い判決に批判が高まっていたのを受け、中国当局が政治決着を図った可能性がある。中国では過去にも政治犯などが医療目的で保釈され、帰宅後も当局に監視されるなどしている。
事件では少なくとも乳幼児6人が死亡、約30万人の被害者が出た。当局側の対応を批判していた趙氏が有罪判決を受けたことに、香港で批判が相次いだほか、訪中した国連の食料問題担当特別報告者が懸念を表明するなど波紋が広がっていた。(共同)