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年金の支払い財源に何故税金を使うのですか?掛け金運用の利益で支払うのが筋では?

t5480t2108さん

年金の支払い財源に何故税金を使うのですか?掛け金運用の利益で支払うのが筋では?

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sawayakaotome2さん

国民年金納付開始の昭和36年4月国民年金保険料がいくらかご存知でしょうか?

100円、または150円です。

この方たちの年金は、現在の15100円を納めた人と、同額の年金が支給されています。そうする「なぜ?」という疑問は解決すると思うのですが・・・。。

年金は強制加入です。強制加入という方法をとっているのに、100円しか納めていないから年金払わないというわけにはいきませんよね。それでは、強制力がなくなってしまいます。
厚生年金においても昭和の時代の報酬が10000円であれば、この報酬額は現在の報酬に再評価され、年金が計算されます。掛け金運用だけでは保障できないのが年金だと思いますが・・・

物価スライド制をとっているのは、公的年金のみです。掛け金の運用の利益でのみ支払うのは民間保険です。

現在は厚生年金加入者も共済年金加入者も国民年金加入者も等しく、基礎年金の2分の1が国庫負担となっています。

kosyukaido10さん

>>年金の支払い財源に何故税金を使うのですか?

公的年金は、社会保障政策の一環として行われ、
政府の責任で運営されるからです。

世界的に見ますと、公的年金の財源に公費を使用する
国は多いといえます。日本だけの施策ではありません。
<英国>
たとえば、イギリスは「国民保険」で健康保険、
年金、雇用保険を一体で運用しており、
全保険料収入の18%が国庫負担となっています。
<ドイツ>
また公的年金発祥の国、ドイツでも、ドイツ年金保険の
財源の約30%は税金(国庫負担)です。
ドイツでは、公的年金の比重は支給総額の80%をカバー、
残りは企業年金、個人年金です。

<アメリカ>
アメリカは、公的年金に国庫負担(税金)は投入されて
いないという人もいますが、現実は社会保障税を課しており、
その中から年金支給(OASDI)にも充てています。
アメリカの社会保障税は年金だけではなく、メディケア(高齢者医療保険)
の財源にもなっています。

アメリカでは企業年金の比重が大きい会社がありますが、
その分企業負担が過度に重くなり、中にはGMのように
倒産する企業もでてきます。

>>掛け金運用の利益で支払うのが筋では?

年金の財源確保には社会保障方式と税方式の2種類があります。

もともと、日本の年金の前身は「恩給」であり、明治8年に始まった
軍人恩給では、掛け金はゼロでした。
つまり、日本の年金は、最初は税方式で始まったのです。
スウェーデンでは最低保障年金がすべて税金で賄われています。

日本では、厚生年金(報酬比例部分)には税金投入はありませんが、
老齢基礎年金(国民年金)の給付額では保険料収入と税金収入が1:1
になっています。
厚生年金加入者も、65歳になれば、老齢基礎年金を受け取ります。

もし国庫負担がなければ、
①年金保険料を大幅に上げることになる
②→ 年金保険料を払えなくなる人が増える
③→ その結果、無年金の人が大幅に増える
④→ 高齢者向け生活保護費(全額税負担)が増大する
⑤→政府と自治体の税金が大量に投入される
というサイクルになるからです。
結局、生活保護費の税金投入額に比べ、年金財源に税金を
投入する方が、(国家レベルでは)はるかにコストパフフォーマンスは
よくなります。

また年金をまじめに払わなかった人(無年金、低年金)は、
老後に「生活費の原資がすべて<税金>」
でも問題ないが、、
長年、年金保険料を払った人の老後に、
「年金原資として、<保険料+運用収益+税金>を貰うのは、けしからん」、
、というのでは、いささか公平性・バランスを失した感があります。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1013108425

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  • 編集日時:2010/12/26 16:29:42
  • 回答日時:2010/12/25 13:09:08

abcd_nandemoさん

公的年金は掛金方式ではありません。賦課方式です。
保険料は単にその時に支払う年金の資金に使われてしまうので、積み立ててはいないのです(過去に集めた資金が積立金として残ってはいますが)。

公的年金は、最低限の生活資金という意味から支給時点の物価などにあわせて支給額が変ります。物価調整がない場合、長年保険料を納めても年金を貰うときには物価が上がっていたとなると役に立たないということになります。
物価が上がって物価調整した場合、掛金方式では過去の安い保険料では運用益を出したとしても年金支給には追いつかず資金が底をついて支給できなくなります。経済は数十年単位の長期的な動きではインフレなので、物価は上昇します。

一方、個人年金などでは物価調整がありませんから、物価が上がっていくと受け取るときには額は増えるものの価値は減っているということがありえます。預貯金などもそうです。
掛金方式が成り立つのは、物価や貨幣価値が永久に変らないか変動がわずかである場合です。それを考えず、年金より預貯金が得という愚かな考えを持つ人もいます。

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