電算・記憶のトランジスタ開発 消費電力100万分の1従来の100万分の1の消費電力で演算と記憶の両方ができる新しいトランジスタを開発したと、物質・材料研究機構(つくば市)チームが24日付の専門誌に発表した。パソコンの起動時間をゼロに近づけたり小型で高性能化につながるとしている。 演算するトランジスタはパソコンや携帯電話には欠かせない部品。記憶媒体(メモリー)とともに小型化、高性能化が進められてきたが、二つが別々だとデータが膨大な場合は読み込むのに時間がかかる。 また従来は電子を半導体の中で移動させることでメモリーから情報を読み込んでいたが、電子の漏れが多いため電力が余分に必要だった。 【共同通信】
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