歴博「自決」発生経緯も記述 来月5日から展示内容刷新
琉球新報 12月26日(日)10時15分配信
【千葉】国立歴史民俗博物館(歴博、佐倉市、平川南館長)の現代展で「集団自決」(強制集団死)の説明文から日本軍関与の記述が削除された問題で、歴博は1月5日に刷新内容を公表する。関係者によると、刷新内容は軍関与の記述が復活するのをはじめ、「訪れた観覧者が理解できるように集団自決の起きた経緯などにも触れたものになる」としている。
展示替えの作業は24日に終え、年明け最初の開館日5日から一般にも公開される。具体的な修正文についても説明される。修正文については、現状の説明文より「表現を変え、やや長文の説明文になる」という。また証言などの配置で説明文を補強する形にもなる。
現代展については、これまでリニューアル委員会を開催して、県内からの要望や学識者からの意見なども踏まえ改善、充実に向けて展示内容の検討を行ってきた。7月の委員会を終えて、ほぼ方向性が決まった。
リニューアル委員会からは異論、慎重論は出ず、関係者は「島民への伝令など指示系統、発生経緯からみれば、軍の関与がなければ集団自決は起こり得ないとの認識は委員会、館内でも形成されている」という。
展示替えの作業は24日に終え、年明け最初の開館日5日から一般にも公開される。具体的な修正文についても説明される。修正文については、現状の説明文より「表現を変え、やや長文の説明文になる」という。また証言などの配置で説明文を補強する形にもなる。
現代展については、これまでリニューアル委員会を開催して、県内からの要望や学識者からの意見なども踏まえ改善、充実に向けて展示内容の検討を行ってきた。7月の委員会を終えて、ほぼ方向性が決まった。
リニューアル委員会からは異論、慎重論は出ず、関係者は「島民への伝令など指示系統、発生経緯からみれば、軍の関与がなければ集団自決は起こり得ないとの認識は委員会、館内でも形成されている」という。
最終更新:12月26日(日)10時15分