ホーム > ビジネス > 企業動向

日産、風圧抵抗50%低減の省エネ型自動車運搬船を導入

2010年12月25日(土) 18時30分
日産の画像
日産の画像
日産の画像
日産の画像
日産の画像

日産自動車は25日、横浜港で新たに導入する欧州域内で運行する省エネ型自動車運搬船「シティ・オブ・セントピーターズバーグ」を報道陣に公開した。

同船は山口県下関市に本社を置く旭洋造船が建造したもので、全長139.98m、全幅22.40m、総重量2万1143トン、運航速度約17ノット、積載能力2000台。その最大の特徴は船首部の形状が半球の流線形をしていること。

「これによって、風圧を最大50%削減できる。これを燃料に換算すると約800トンの節減に相当し、CO2排出量も年間約2500トンの削減になる」と同社車両物流部の角田顕彦部長は説明する。

同船はすでに福岡県の苅田専用埠頭で640台を積み、この本牧専用埠頭で『リーフ』など920台を積載した後、英国のニューキャッスル港に向かう。途中のソマリア沖では、数隻と船団を組み、その前後を戦艦に護衛されて進んでいくそうだ。そして、その後は欧州域内を航行し、日本に戻ってくる予定はないという。

《山田清志》
省エネ型自動車運搬船「シティ・オブ・セントピーターズバーグ」の画像
省エネ型自動車運搬船「シティ・オブ・セントピーターズバーグ」の画像
省エネ型自動車運搬船「シティ・オブ・セントピーターズバーグ」の画像
省エネ型自動車運搬船「シティ・オブ・セントピーターズバーグ」の画像
省エネ型自動車運搬船「シティ・オブ・セントピーターズバーグ」の画像
  • [PR]
  • 転職ならen
  • 派遣ならen

注目ニュース

日産自動車は22日、2006年に発表した中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム2010」でのCO2排出量削減の長期シナリオを見直すと発表した。

日産、中期環境行動計画の進捗を公表

日産自動車は22日、同社が2006年に発表した中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム2010」の進捗状況を公表した。

ニッサン・グリーンプログラム…「成功しないものもある」とゴーン社長

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は12日、神奈川・厚木にあるデザインセンターで記者会見を行い、「ニッサン・グリーンプログラム2010」について、「一部は成功するものもあれば、成功しないものもある」と述...

JFEスチール、鋼材輸送に日本初の電気推進船を利用…燃費5%改善

JFEスチールは、同社の鋼材製品を輸送する電気推進船「はいぱーえこ」の就航を発表した。

[尖閣ビデオ流出]中国漁船と巡視船の衝突[動画]

尖閣諸島沖で中国漁船と海上保安庁の巡視船が衝突した事件に関し、巡視船側から撮影した複数の動画が、動画共有サイト「YouTube」にアップロードされている。

RSS

編集部ピックアップ

ピックアップフォト