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さよならポニーテールインタビュー

まずはココから

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国境をまたいだ楽しいバンド 4 bonjour's parties

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背中をおした名言集 Kenichiro Nishiharaインタビュー

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Q;indivi Starring Rin Oikawaインタビュー

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楽そうに思えたメジャーデビュー。ようやく辿り着いたこの8年間の物語

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表現者たちが本気でバトル 「BOYCOTT RHYTHM MACHINE」という試み

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アーティストの表現力が問われる、作り物ではない本気の勝負がここに

リズムやビートに反応する楽しさって、誰もが感じられるものなんです

STAGE

「進化するタップ・ダンス」HIDEBOH × SUJI TAP対談

「進化するタップ・ダンス」HIDEBOH × SUJI TAP対談をdel.icio.usに追加 このエントリーをはてなブックマークに追加 「進化するタップ・ダンス」HIDEBOH × SUJI TAP対談をlivedoorクリップに追加 「進化するタップ・ダンス」HIDEBOH × SUJI TAP対談をlivedoorクリップに追加 (2010/03/12)

近年、とみに盛り上がりを見せている舞台芸術やダンス業界。先日も舞台芸術を扱う国際的なマーケットイベント『東京芸術見本市2010(TPAM)』が開催されたばかりと、ますます注目が集まっているが、ここに素朴かつ深遠なダンスと音楽の融合がある。それが「タップ・ダンス」だ。今回登場していただくのは、両親がタップダンサーであり、テレビ番組『世界1のSHOW TIME ギャラを決めるのはアナタ!』で観る者に大きな感動を与えたタップ・ダンス界の第一人者HIDEBOH。そしてラフォーレ原宿でのイベント『HARAJUKU BEAT STREET』の開催を控える若き旗手SUJI TAPのお二人だ。タップ・ダンスは「未だマイナーにとどまっているジャンル」と語る彼らだが、ダンス好きも音楽好きも、あらゆる観客を巻き込む力があることが、お話を伺ううちに確信できた。彼ら自身によるダンス動画もあわせてお届けするので、タップの魅力を存分に実感してみてほしい。

(インタビュー・テキスト:タナカヒロシ 写真:小林宏彰)

profile

HIDEBOH
1967年生まれ。両親の影響の元、幼少の頃よりタップ・ダンスを始める。フジテレビのダンス番組「ダンス・ダンス・ダンス」に、SAMのグループ「メガミックス」と共に出演。アメリカでは1989年著名なタップ・ダンサー、グレゴリー・ハインズに出会い、彼の師匠に師事、ラップとタップ・ダンスのパフォーマーとして活動する。この頃より、振付師としてもジャニーズ系のアーティストをはじめ数多くを手がけるようになる。1998年に「Funk a Step」という新しいタップ・パフォーマンス形態を提唱し、「THE STRiPES」を結成、2003年には北野武監督『座頭市』での振付、出演で注目を浴びる。2009年、新グループ「LiBLAZE」を結成。音楽との融合を目指す新しいタップ・パフォーマンスを行う。2010年3月19日〜28日、最新出演作『タップ・ジゴロ』が博品館劇場にて上演予定。
ヒグチダンススタジオ
LiBLAZE


SUJI TAP
15歳の頃、熊本のダンススタジオにてストリート・ダンスを始める。19歳で上京し、ダンスグループ「STAX GROOVE」や「SYMBOL-ISM」のメンバーとして活動する。その後、ヒグチタップダンススタジオでタップのレッスンを受け、24歳でタップ・ダンサーHIDEBOH、RONxII、パーカッショニストNORIYASUに師事。以後、タップ・ダンサーとしての活動をスタートさせ、 2001年1月から2005年12月までの5年間、THE STRiPESのメンバーとして活躍する。2003年、北野武監督『座頭市』、2005年、同じく北野武監督『TAKESHIS』に出演。2005年、SkyPerfectTV春のキャンペーンCMに出演。同年11月には、アメリカのChicago Human Rhythm Projectの15周年記念フェスティバルに、アジア代表としてTHE STRiPESメンバーで参加。2006年の1月からソロ活動をスタート、様々な場所でミュージシャン等とのライブを行っている。同年8月には、毎週木曜日のタップナイト「足音」を代々木ANCEにてスタートさせ、2009年にはBEATをテーマにする『Traveling Souls』を設立するなど、タップ・ダンスの普及に務めている。2010年3月27日、28日に自らがクローズアップされたリズム・タップのイベント『HARAJUKU BEAT STREET』をラフォーレ原宿にて上演予定。
SUJI TAP
毎週木曜日のタップナイト「足音」ブログ


『HARAJUKU BEAT STREET』

得意なことをやり続けていると、さらに上が見えてくる

─今回お話をお伺いするのは、現在のタップ・ダンス界を引っ張っていらっしゃるお二人です。まずは、お二人のタップ・ダンスとの出会いからお聞きしたいと思います。

「進化するタップ・ダンス」HIDEBOH × SUJI TAP対談
HIDEBOH

HIDEBOH:僕の両親はタップ・ダンサーだったので、6歳からタップをやっていたんです。親父は大阪松竹歌劇団で振付指導を、おふくろは松竹音楽舞踊学校を経て舞台やTVで活動していました。それで、僕が6歳のときに二人でダンススタジオを始めたので、自然にやり始めました感じですね。当初はミュージカル映画の『雨に唄えば』のような「ブロードウェイスタイル」のエンターテインメントを演じるタップ一家でした。とはいえ、まだタップの面白さはわかっていませんでしたね。

─そうなんですか。タップの魅力に気づいたのは、どんなきっかけだったんですか?

HIDEBOH:中学に上がると、少しずつ意識が変わってきたんです。それまでは1950年代のスタンダードなスウィングジャズで踊ってきたわけですが、自分の好きな歌謡曲で踊れないかだとか、タップの踏み方を考えるようになってきました。

─積極的になることで、楽しさが増してきたんですね。

HIDEBOH:そうですね。得意なことをやっていると、さらに上が見えてきますよね。もっとすごい人が世の中にはいる、なんて毎日のように気がつくわけです。それと同時に、自分の小ささも思い知る。僕は負けず嫌いなので、もっとすごいものに触れてそれを超えていこうと気持ちが動くんです。

─そのようにして、ますますタップへとのめり込んでいったわけですね。それでは、SUJI TAPさんのタップとの出会いは?

SUJI TAP:グレゴリー・ハインズっていう有名なタップ・ダンサーが出演している、『コットンクラブ』という映画を観たことですね。それから、高校1年生でダンスを始めたときには、「ダンス・ダンス・ダンス」というテレビ番組をやっていて、HIDEBOHさんが出演していたんですよ。

─それを観て「すごい、やってみたい」と思ったのでしょうか?

SUJI TAP:そうですね。でも、やってみたら意外に難しいことに気がついて、それからはどんどんハマっていきましたね。

─その頃からすでにタップ・ダンスを踊っていたんですか?

SUJI TAP:タップを始めたのは23歳の頃なんですね。というのも、やるからにはプロとして立ちたいと思って自分をシビアに見詰めたときに、当時やっていたストリート・ダンスでは先が見えないことに気づいたからなんです。それで新しい風を入れようと、タップを始めたわけですね。

2/4ページ:即興のタップのカッコ良さに憧れた

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