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Twitter Send 2010/12/06 11:57 KST
国の借金急増、来年は利子だけで22兆9千億ウォン


【ソウル6日聯合ニュース】企画財政部と国会予算決算特別委員会が6日に明らかにしたところによると、来年の国の債務による利子費用はことしより約15%増の22兆9000億ウォン(約1兆6635億円)となる見通しだ。

 利子費用は2006年に11兆4000億ウォンだったが、年々増加し、ことしは20兆ウォンに達した。来年は2006年に比べ2倍に膨らむことになる。利子費用が政府の総支出に占める割合は、2006年から昨年までは5%前後で推移したが、ことしは6.8%に急上昇した。来年は7.4%まで上昇すると予想される。予算1000ウォン当たり70ウォン以上を利子の支払いに使うことになる。

 利子費用が急増したのは、世界金融危機を受け財政支出を拡大したことで国の債務が増えたため。債務増加で利子が膨らみ、さらに債務が増加する悪循環が懸念される状況だ。

 国の債務残高は、2006年282兆7000億ウォン、2007年299兆2000億ウォン、2008年309兆ウォンだったが、世界金融危機直後から急増し、2009年は359兆6000億ウォンとなった。ことしは400兆4000億ウォン、2011年は436兆8000億ウォン、2012年は468兆1000億ウォンになると予想されている。

 国の債務による利子は、借入金の利子を除いては大部分が国債発行で発生する。ことしは19兆6000億ウォンが国債利子、4000億ウォンが借入金利子で、来年も国債利子が22兆8000億ウォンに上ると推定されている。国債発行が利子増加の主な原因になっている。

kimchiboxs@yna.co.kr