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 SOS-086  広島・女子高生刺殺事件

北口 聡美さん
17歳

2004年10月5日15時頃、学校から戻って自宅の離れ2階で仮眠をとっていた高校2年の北口聡美さん(17歳)が、侵入してきた男に刃物で左胸ほか10ヵ所近くを刺され出血多量で死亡した。

悲鳴を聞いて祖母が母屋から駆けつけたが、
男は祖母にも襲いかり、背中や腹を10ヵ所ほど刺してその後逃走。
祖母と一緒に母屋にいた妹は、
「助けて、助けて」と言って自宅から約30メートルの園芸店に裸足で駆け込み、
「若い知らない人にお姉ちゃんが刺された」と助けを求めた。

離れの玄関には大量の血痕が残され、
階段付近には男が2階に上がったと見られる足跡があったことから、
逃げる聡美さんを玄関付近まで追いかけて刺したと見られている。
聡美さんは顔に殴られた跡もなく、服も破れていなかった。
部屋には争ったり物色されたりした形跡はなく、
聡美さんの財布も残されていた。

これが犯人だ!
※特徴 犯人は、茶色で短髪、鼻筋が通った男
  
これが不審改造バイク

※特徴  超小型バイク・白い車体に赤ライン・前かご付き
  
このバイクと犯人は結びつくのか?
事件1年前に、聡美さんはバイクの男に尾けられたという…。

犯罪心理学の権威、森氏が逃走経路をプロファイリング。
・妹の逃げた園芸店とは逆に逃げた
・一般的に、犯人は人目を避けるため、曲がり角を曲がる傾向がある。
・すると、裏手には川がある。川沿いには、人目に付かない細い道。
以上の点から、森氏は逃走経路を特定!
経路は西方向と東方向に分岐。その東方向に不審バイクが!
ここから不審バイクに乗れば、大通りへ抜け、遠くまでの逃走も可能。
事件1年前にバイクでつけた男、そして不審バイクは、犯人に直結する!




キャロル・エベレットの透視結果

一方、両親のSOSに応え、イギリスの「Queen of psychic」
  キャロル・エベレットに透視を依頼。

キャロル・エベレット

キャロルの透視は…

<犯人像>
「男は聡美さんを好きだった」
「部屋に写真を貼り付け、執拗な愛情を注いでいた」
「グラウンドのような場所で(何か球技が行われている)、彼女を見ている」
→男はストーカー的な愛情を注いでいた

聡美さんは男に迫られていて、それを友人に相談していた。
それを、自分が笑いものにされていると逆恨みしていた。

「名前にはM・K・Lの音がある」
「会社のユニフォームにTA●というロゴ」

そして、犯人の似顔絵を作成。
犯人の部屋からは、
白とブルーの地下鉄がチューブに入っていくイメージが見える。
さらに、3本の高い建物(煙突?)がみえる。

両親からも、犯人に対してキャロルへの質問が…。
(1)犯人が聡美さんをいつも見ていた時間帯
(2)犯人はいつ頃、聡美さんと知り合って、話した事があるか?
(3)犯人はペットを飼っているか?
 
スタッフはキャロルに再びメールで質問を送信。再透視を依頼!

そして2日後、キャロルからの再透視結果が…

スタッフにメールの返信が届いた!
両親からの質問に対する答えは…
「犯人が聡美さんをいつも見ていた時間帯は?」
→「朝と午後半ば」…これは通学と帰宅の時間ということではないのか?
「犯人はいつ頃、聡美さんと知り合ったか?話したことはあるのか?」

→話したことがあるかは不明だが、知り合ったのは事件の約2年前。

「犯人はペットを飼っているか?」
→「犬か猫を飼っていた(飼っている)」

最後にキャロルは付け加えた。
「犯人は警察が接触した人物」
警察が、交友関係を広く調査する中で、接触した人物だという。


警察注目の不審人物が浮上!!

情報提供者は、身分を明かさない条件で証言。
・去年の12月、警察に聞き込まれた
・聡美さんの交友関係で2人の男性が身元不明
→その名前は「こうすけくん」「なおくん」
携帯にひらがなで登録されていた。男性で、同世代と推測される。
この2人はどういう人物なのか?
警察は、手帳・パソコン・携帯などを押収していたが、携帯だけが未だに
返却されていない。
聡美さんの行動範囲は、自宅・学校・塾の狭い範囲。
しかし、友人・家族も「こうすけくん」「なおくん」には全く心当たりは
無いという。警察も、接点を掴めていない…。
この2人と聡美さんとの接点は何なのか?