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大阪・梅田北ヤード再開発:来年度予算案、地下新駅に2分の1補助

 JR大阪駅北側の梅田北ヤード再開発が、国土交通省が新設する「国際競争拠点都市整備事業」の対象に選ばれる見通しとなった。同事業は、24日に発表された11年度当初予算案に盛り込まれている。北ヤードにJR西日本の地下新駅を設ける工事計画があり、これが具体化した時に2分の1程度の補助金として用いる方針。関西国際空港と京都などを結ぶJR西日本の特急「はるか」がこの地下駅に停車する見通し。

 北ヤードでは、先行開発区域(1期区域、7ヘクタール)で「ナレッジキャピタル」(知的創造拠点)として整備が進んでいるものの2期区域(17ヘクタール)の整備計画は固まっていない。今回の補助金は2期区域の整備に用いられる見通し。

 同事業は、アジアの新興国が台頭していることから、日本の国際競争力を強くするために都市の魅力を高めることが目的。北ヤードを含めて10カ所以内の地域を選び、特定都市再生緊急整備地域(仮称)に指定する。そして、国や自治体、企業などで構成する協議会を設け、整備計画をまとめる。総額は約43億円を計上した。政府は、同事業の新設のため、11年の通常国会に都市再生特別措置法の改正案を出す方針。【新宮達】

毎日新聞 2010年12月25日 大阪夕刊

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