末期的な予算!?

December
25
2010

 昨日朝方見たUFO!?、夜にはいませんでした。う~ん、あれはいったい何だったのだろう・・・・(苦笑)

 

 クリスマスイヴは結局仕事!そしてもちろん、今日も仕事。年末なんてとても休めません。うちは、工場でもあるけれど、販売店でもある・・・。微妙に休みズライ(苦笑)。工場なら、生産は年末年始はお休み。もっとも生産したくても、協力工場もみなお休みなので無理なんですけどね。けれど、オンラインのほうは、年中無休。ネット販売だから当然といえば当然ですが、うちの場合は毎日メンテナンスが必要ですし、イベントの準備も考えると、普通のリアル店舗と変わりませんから・・・。そうなると、いつ休日にしたらいいんだってなっちゃう。本当は、お客様がお休みの時こそ、たくさんイベントやりたいんですけれど。。。

 クリスマスセールは今日が最終日です。LED仕様も今日が最終販売。いいですよ、LEDケース。存在感抜群です。是非、この機会にお求めください。

 

 MY SWEET CHRISTMAS

 >http://windy-online.com/campaign/201012/xmas/

 

  さて、いよいよ来年度予算が決定しました。一般会計で92兆4000億円。これで一応、菅内閣の役割も終わった!?ような雰囲気じゃないでしょうか。このままいけば、来年の通常国会は空転必至。どうにもこうにも・・・・ね。下手すれば、小沢問題で民主党空中分解だってある。それでなくても、法案を通すのは至難の業。今の情勢では、一応何らかの形で区切りつけないと仕方ないかも。。。。

 それにしても、予算、凄いね。財源不足もここまでくると危機的。正直、菅内閣云々というより、こういう予算で行きましょうという財務省の官僚達は、どうする気なのかな。これ、こういう予算にすれば来年は必ず消費税上げに世論が傾くという計算?だろうなぁ、きっと。埋蔵金が底をついたって言うコメントも・・・埋蔵金はないない言ってたのにね、来年度は約7兆円も。今年度予算なんて10兆円もあった。あるなぁ・・・・よくもこんなんに・・・。もうない?いやいや、きっとまだたっぷりあるでしょう(苦笑)。

 少し前に社会保障費、特に老人介護の問題をやっていて、そこで凄く良い事言ってる大学教授がいました。老人介護費用は年々、凄い勢いで増加してる。このまま行けば、財源不足は目に見えている。で、対策は?というと、現在のところ、ナシ。国も地方自治体も、ナシ。無策に近い。けれど、その教授はこう言ってました。

「介護が手厚いと要介護が増える。逆に介護が不整備なら要介護は減る。つまり人間は、気持の持ち方に依存する部分が非常に大きいということを、10年間の調査で明らかです・・・」

それは、全部が正しいとは言いませんが、少なくとも大いに参考になる意見なのだと思いますよね。人生、諦めたり、張りが無くなったりしたら、急激に老いる。「大丈夫、介護が必要になったら施設がたくさんありますから安心してください。」じゃ、気が抜けて老いちゃう。どの家庭でも、介護問題は経験することでしょうし、何も今、始まったことではないんですよね。そんなの、昔からある。あるけれど、施設らしい施設なんかほとんどなかった。なかったけれど何とか消化してきた部分もある。福祉国家ならば、そういう問題を国家単位で解決すべき、というのは正論であっても、介護なんて本来プライベートな部分が非常に多いから、制度ですべてを解決しようとしても上手く行くはずがない。それで、特に地方自治体などは、国と同じような考え方をしないで、やたらとお金をかけることばかりでなく、「こうして元気に過ごしましょう!」みたいな、精神的なケアに重点を置いたらいいなのかもしれないですね。老人を老いさせない!病院を集会所にしない。もっとね、他にやりようがあるかも知れないし、そうやって予算を抑えてゆくことが必要だと・・・。件の大学教授の調査によれば、介護施設が充実している地域は、手薄な地域よりも、約2倍ほど医療費も介護費もかかっているそうですよ。これ、逆を言えば、手薄な地域のほうが、老人たちが元気という意味もあるんじゃないかと思うんです。全部が全部じゃないと思いますが、かなりの部分でそれは当てはまると。

 

 これと、同じようなことが、景気にも当てはまると思うんです。「将来しっかりと年金がもらえるから安心して消費する」という議論がありますが、本当にそうなのかなって疑問に思えちゃう。将来を国がしっかり担保してあげるという制度って、歴史上にはなかったことで、北欧の福祉国家などを見習ってそれが正しいという方向には成っていますが、じゃ、生きることに不安が無いとされる北欧諸国の国民は幸せなのか?という議論はほとんどないですから。どうなんでしょうね、その辺は。私の知り合いが、ストックホルム勤務であった時代、楽しみといえばホームパーティだけ。それもすぐに飽きちゃう。で、そのあと何をするでもなくて、余暇を持て余しちゃって非常に苦痛になった、と言ってました。車は個人所有をほとんど否定されていますし、交通手段も公共機関の整備は進まないから、おおむね自転車を利用する。確かに環境には優しいかもしれないけれど、行動範囲は著しくせまくなる。こんな状況で一体何が生まれるというのかって憤りにも近い発言でしたよ。

 

 やっぱりね、人間って歳は関係なく、何か楽しみがないとダメだと思いますよ。その楽しみのために一生懸命に頑張るっていう人生の図式が正解なのかもしれないって思います。たとえ、何歳になっても楽しい事がないと、遊びがないと、活力が生まれない。きっとね、将来が安心となっても、活力は生まれないんだろうと。食べて、寝て、何もしないで暮らすだけなら、いまの状況でもいいんですよ。景気が良くならなくてもね。節約すれば、十分にそれはできるんです。そのくらいのバッファーは日本社会には十分にある。けれど、なにかね、活力のない社会、人々が遊ばない社会・・・・もう、嫌な感じを通り越してるね。だから景気を良くするためには、楽しい事をたくさん増やす!遊べる社会を作る!働いても供給過剰な今は、仕方ないから思い切って遊ぶ。これが大事なのかもしれないですよ。そして、そういうことを、妙な倫理観で縛ったりしてはいけないと思ってます。

 

 まず景気を良くするためには「遊び」の産業が元気にならなくてはいけないんです。自動車メーカーはバンバン、RVやらスポーツカーを作る!映画もいまの10倍くらい、音楽もどんどんやる。観光立国なら観光施設にお金を使う。もちろんカジノも10か所くらい作っちゃう。アミューズメント施設は税金免除。そういう産業が経済をけん引するようになってちょうどいい。全日本ゲートボール選手権とかゲートボールのツアー選とかがあって、老人が参加するイベントを今の1000倍くらい増やしちゃう。ソーシャルダンス選手権高齢ランキングとか、カラオケの老人グランプリとかね。とにかく、高齢者に楽しんでいただくんです。もちろん、高齢者だけではないけれど、誰が楽しんでもいいんです。スポーツなんか、今の制度じゃ全然だめ。シニアなんて一区切りにしちゃうことがだめでね。ゴルフもボーリングなんかも、シニアじゃ、シニアになりたての人が強いに決まってる。それはすなわち高齢者の可能性を奪うことだから・・・。60~64、65~69、70~74、75~79・・・・というように年齢で細かくエントリーを仕切ってあげる。そのくらいは、当たり前だろうと思うんです。

 

 今の、この状況を考えると、こういう発想って決してないがしろにはできないんじゃないかって思いますけどね。これで、次は必ず「消費税増税」となる。もう匂わせてますもんね。けど、今の状況で消費税を増税したら、おそらく日本液材は沈没間違いなしです。小松左京の日本沈没が、現実になる!?だってね、200万円の車が、消費税10%で220万円でしょう?2000万円の住宅は2200万円。5000円のカラオケ代が5500円。1500円の書籍は・・・1650円!(あってる!?)やばいでしょ・・・・・。

 

 なんかね、日本で生活するって・・・・電照栽培の野菜にでもなった気分だなぁ・・・・。面白くない!

 

Posted by hoshino | この記事のURL |