小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で、小沢氏の強制起訴手続きを進めている指定弁護士の大室俊三弁護士は24日、補充捜査の一環として、近く小沢氏に任意での事情聴取に応じるよう要請することを明らかにした。小沢氏の弁護団は拒否する方針で、聴取が実現する可能性は極めて低い。
東京第5検察審査会は10月4日公表の起訴議決の中で、小沢氏と衆院議員、石川知裕被告(37)ら元秘書3人の共謀を認定。指定弁護士はこの3人にも聴取要請したが、全員に拒否された。小沢氏はこれまでの東京地検特捜部の計4回の聴取で一貫して事件への関与を否定している。【和田武士】
毎日新聞 2010年12月24日 11時23分(最終更新 12月24日 11時27分)