残業注意され上司に体当たり…京都市

　京都市は２４日、「ノー残業デー」の日に定時を過ぎて勤務していたことを上司に注意されて激高し、体当たりをしたとして、同市右京区役所納税課の男性係長（４７）を２５日から停職５日の懲戒処分にした。

　市の人事課によると、今月１日午後５時３０分頃、納税関連の係長が市民からの電話や事務を処理していたところ、上司の納税課長が早く帰るよう何度も指示。繰り返しとがめられたことにブチ切れたのか、係長は「アホ、ボケ、いてもうたろか」とまくし立て、さらには「半殺しにしたろうか」と暴言を吐いた。その直後、右肩で課長の胸に体当たりしたという。ただし、体当たりの程度は極めて軽微で、課長にけがはなかった。

　人事課の担当者によると、納税課は総勢２０人で４つの係を担当しているが、職員１人が病気休職中のため、この係長への負担は増えていた。また、４月から同じ職場になった係長と課長は、仕事の進め方を巡って対立することもあったようだ。

　市は毎週水曜日と、毎月１６、２１日を午後５時１５分の定時退庁日としている。係長は「作業が増える中で、早く帰れと言われカッとなった。反省している」と話しているというが、懲戒処分を受けたことで来年１月１日付の昇給も取り消し。同情すべき部分はあるが「短気は損気」ということか。

（2010年12月25日06時01分  スポーツ報知）

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