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【プロ野球】

ソフトバンク杉内「生涯国内」

2010年12月24日 紙面から

 ソフトバンクの杉内俊哉投手(30)が23日、将来的に米メジャーへ挑戦する可能性を否定した。福岡県内の商業施設で行われたトークショーに出演。日本を代表する投手の大リーグ志向がとどまらない中、あらためて日本球界で「250勝」を目指す意気込みを披露した。順調ならば来季開幕直後に国内フリーエージェント(FA)の権利を取得。節目の2011年シーズンを前に、エースが「生涯国内」を高らかに宣言した。

 「以前と比べたら『ああ、メジャーがあるんだな』とは思いますけど…。でも、日本がいい。向こうに溶け込めるかどうかは不安だし、新しい環境で自分らしくするのはちょっとね。人に合わせてしまいそうだから」

 ポスティング(入札)制度で大リーグ挑戦を目指しながら、移籍交渉が決裂した楽天・岩隈。今オフは、日本ハム・ダルビッシュの同制度利用も取りざたされた。同僚の和田は来夏に取得予定の海外FA権を行使し、海を渡る意思を固めている。ライバルたちの大リーグ志向を横目に、杉内は言い切る。「チャレンジしようという気持ちが、ほとんどないんですよ」

 昨春のWBCでは5試合、6イニング1/3を無安打無失点に抑えるなど、世界レベルでも通用することはすでに証明済み。その力を入団以来の夢実現に注ぐ。「250勝するぐらいのつもりじゃないと、200勝はできないと思うから、目標は250勝です」とぶち上げた。福岡で生まれ、九州で育った杉内はホークスへの愛着も強く「FAを取ったら考えるけど、今のところは福岡で頑張っていきたいです」と明言した。

 難航している契約更改交渉は、25日に笠井オーナー代行兼球団社長が出席して、2回目の交渉が行われる。FAイヤー突入を前に、メジャーよりも日本での250勝を目指す意気込みを示した。生え抜きエースの心意気に応えるためにも、経営トップが自ら足を運ぶ直接交渉から目が離せない。 (西口憲一)

 

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