十日町署は20日、職場の同僚らと飲酒した後、帰宅途中に1人でタクシーを降りたまま行方不明となっていた十日町市上野乙、団体職員、青木美保子さん(39)について、自宅から西へ約400メートル離れた田んぼの中で発見されたと発表した。青木さんは病院に運ばれたが、死亡が確認された。死因は凍死。
同署によると、青木さんは19日午前0時ごろ、自宅から北へ約200メートル離れた郵便局の前でタクシーを降りた後、行方がわからなくなった。青木さんが倒れていた田んぼには10~20センチの積雪があり、農道や田んぼには約90メートルにわたって青木さんの靴跡があった。倒れていた場所から約7メートル離れたところには用水路(幅約114センチ、深さ約80センチ、水深約20センチ)があり、転落した跡があった。
同署は、周囲が真っ暗で酒に酔っていたことから、青木さんがタクシーを降りた後、道に迷い、誤って用水路に転落したものとみて調べている。【川畑さおり】
毎日新聞 2010年12月21日 地方版