笠岡港と笠岡諸島を結ぶ航路再編で、笠岡市と定期旅客船運航3事業者が24日、来年4月統合や運航事業譲渡などの協定に調印した。
市役所であった調印式には、高木直矢市長と天野雄二郎三洋汽船社長、山本正子豊浦汽船社長、三宅敏治六島航路社長たちが出席。豊浦汽船と六島航路の運航事業を三洋汽船へ譲渡し、4月1日に統合する―などとした内容の協定書に調印した。
高木市長は「事業譲渡の決断をした豊浦、六島の2社には感謝したい。島は笠岡の宝で航路は不可欠。行政も可能な支援をしていきたい」とあいさつ。天野社長は「事業を引き継ぐ責任は大きい。島民の意見を聞いて利便性などを重視し、航路を守っていきたい」と話していた。
【写真説明】航路統合の協定に調印した高木市長(左から2人目)と天野三洋汽船社長(左端)、三宅六島航路社長(左から3人目)、山本豊浦汽船社長
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