広島高速5号二葉山トンネル(広島市東区)建設の安全検討委員会事務局を務める広島県と市は23日、東区牛田東3丁目の住民との意見交換会を地元集会所で開いた。参加者から反対意見が相次いだ。
約90人が参加。事務局は当初、トンネル周辺の地質などの追加調査の内容について説明する予定だったが、参加者の反発で取りやめた。参加者からは「住民は不安な生活を続けている。計画を白紙撤回して」「住民には何のメリットもない」などの意見が出た。
トンネル建設をめぐっては、学識経験者でつくる検討委が住宅地の真下を貫くトンネル建設が地盤沈下など周辺地域に与える影響について審議している。事務局は「検討委の結果を踏まえて(事業を進めるか中止するか)判断する」と強調した。
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