2010年12月21日

◆ 電子書籍の現在

 電子書籍はもはや参入者が過剰である。今さらこの市場に入っても、ちょっと手遅れかもしれない。
 
 ──

 電子書籍の市場は短期間のうちにレベルがアップしている。半年前には、参入障壁がいろいろとあったのだが、いまでは次のように諸条件を満たす会社も出ている。
  ・ 誰でも参入可能。
  ・ 10円からでも販売可能。
  ・ 著者の手取りは売上げの 70% もある。
  ・ 購入者は、クレジットカードだけでなく、コンビニ払いもOK。
  ・ コンビニ払いのときには、電子マネーの購入で。
  ・ 小説のほか、漫画なども可能。
  ・ iPhone ,iPad のほか、ソニー・リーダーやパソコンもOK。


 必要な条件はすべて満たしている。これ以上、求めることは何もない。
 強いて言えば、日本語の電子書籍のフォーマットがいまだ決まっていないので、いくつかのフォーマットが並存していることが問題だが、とりあえずは現時点で、複数のフォーマット( ePub, PDF,ebook)が用意されているので、特に問題はない。

 この電子書籍販売は「パブー」というサイト。
  → パブー(紹介) ,購入法

 ざっと見たところ、買いたい本はないが、そのうち、参加者が増えたら、一流作家の本も読めるようになるかもしれない。米国では Amazon の電子書籍とアップルの電子書籍が競っているようだが、日本では今のところはパブーが先頭を切っているのかな。
 いずれにせよ、そこいらの素人が今ごろ参入しても駄目だろう。(池田信夫のアゴラみたいなのは失敗するしかない。)

 他に、パブリという会社も古くからあるが、iPad などには対応していないそうだ。パソコンで利用できるだけであるようだ。
  → パブリ



 [ 付記1 ]
 パブーで本を売るときは、無料と有料の双方が可能だということだ。
 売りたい人がいるなら、私のお勧めは、下記かな。
  ・ 前半だけを無料で公開する。
  ・ 後半だけを有料で公開する。
 つまり、全2巻にして、1巻目を無料にして、2巻目を有料にする。これなら読者層をひろげることができるので、売上げは最大化するだろう。(全部有料だと、ほとんど売れないだろう。)
 ただし、これでたくさん売れるほどの実力の持主は、ほとんどいないと思う。どちらかと言えば、全部無料にすることをお勧めします。
 私のブログだって、無料なんだしね。  (^^);
 本を書くよりは、ホームページやブログを書く方が、読者は増えます。
 
 [ 付記2 ]
 パブーは、ブラウザでの表示については、苦労しているようだ。HTML への対応がブラウザごとに異なるので、ルビの対応がうまくできないことがある。Google のクロムではうまく行くようだが、Firefox ではうまく行かないようだ。例は下記。(ルビが下付になる。)
  → http://p.booklog.jp/book/16600
 MS-IE では、バージョンごとに異なるようだ。
posted by 管理人 at 19:13 | Comment(0) | コンピュータ_04
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。