電子書籍はもはや参入者が過剰である。今さらこの市場に入っても、ちょっと手遅れかもしれない。
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電子書籍の市場は短期間のうちにレベルがアップしている。半年前には、参入障壁がいろいろとあったのだが、いまでは次のように諸条件を満たす会社も出ている。
・ 誰でも参入可能。
・ 10円からでも販売可能。
・ 著者の手取りは売上げの 70% もある。
・ 購入者は、クレジットカードだけでなく、コンビニ払いもOK。
・ コンビニ払いのときには、電子マネーの購入で。
・ 小説のほか、漫画なども可能。
・ iPhone ,iPad のほか、ソニー・リーダーやパソコンもOK。
必要な条件はすべて満たしている。これ以上、求めることは何もない。
強いて言えば、日本語の電子書籍のフォーマットがいまだ決まっていないので、いくつかのフォーマットが並存していることが問題だが、とりあえずは現時点で、複数のフォーマット( ePub, PDF,ebook)が用意されているので、特に問題はない。
この電子書籍販売は「パブー」というサイト。
→ パブー(紹介) ,購入法
ざっと見たところ、買いたい本はないが、そのうち、参加者が増えたら、一流作家の本も読めるようになるかもしれない。米国では Amazon の電子書籍とアップルの電子書籍が競っているようだが、日本では今のところはパブーが先頭を切っているのかな。
いずれにせよ、そこいらの素人が今ごろ参入しても駄目だろう。(池田信夫のアゴラみたいなのは失敗するしかない。)
他に、パブリという会社も古くからあるが、iPad などには対応していないそうだ。パソコンで利用できるだけであるようだ。
→ パブリ
[ 付記1 ]
パブーで本を売るときは、無料と有料の双方が可能だということだ。
売りたい人がいるなら、私のお勧めは、下記かな。
・ 前半だけを無料で公開する。
・ 後半だけを有料で公開する。
つまり、全2巻にして、1巻目を無料にして、2巻目を有料にする。これなら読者層をひろげることができるので、売上げは最大化するだろう。(全部有料だと、ほとんど売れないだろう。)
ただし、これでたくさん売れるほどの実力の持主は、ほとんどいないと思う。どちらかと言えば、全部無料にすることをお勧めします。
私のブログだって、無料なんだしね。 (^^);
本を書くよりは、ホームページやブログを書く方が、読者は増えます。
[ 付記2 ]
パブーは、ブラウザでの表示については、苦労しているようだ。HTML への対応がブラウザごとに異なるので、ルビの対応がうまくできないことがある。Google のクロムではうまく行くようだが、Firefox ではうまく行かないようだ。例は下記。(ルビが下付になる。)
→ http://p.booklog.jp/book/16600
MS-IE では、バージョンごとに異なるようだ。
2010年12月21日
◆ 電子書籍の現在
posted by 管理人 at 19:13
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| コンピュータ_04
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