<< 2010年12月 >>
12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031

忽然と消えた記事・・・産経新聞は誤報訂正をなぜしないのか!

2010/12/15 15:20

 

《関連エントリー ペットボトルを置いて・・・ 》 

 

MSN産経のこのURLには確かに1つの記事がありました。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101205/crm1012050003000-n1.htm

アップロード時刻は2010.12.5  00:00です。

 

しかしそれは、2010.12.8 に見たときには消されていました。

産経izaアップされた同文記事も、同じように、沈黙のうちに消えてました。

 

わずか3日間で!

 

記事まるで

拉致されたかのように!

 

 

 

しかし、文面は多くのところに残っていました。 

朝鮮学校への抗議デモ参加者に飛びかかり妨害 27歳男を逮捕
2010.12.5 00:00

デモ参加者に飛びかかり妨害するなどしたとして、警視庁渋谷署は4日、暴行の現行犯で、男(27)を逮捕した。 逮捕容疑は、同日午後3時25分ごろ、東京都渋谷区神南の路上で、デモに参加していた60代の男性に飛びかかり、暴行を加えたとしている。

同署などによると、デモの参加者が男を取り押さえ、デモの警備をしていた警察官に引き渡した。デモには約100人が参加し朝鮮学校に対する抗議活動をしていた。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101205/crm1012050003000-n1.htm

※追記

pr3さんがコメントで教えてくださりました。記事の魚拓というものが残っていたそうです。ファイル or  画像


 

ブログに文面を保存した人たちは、

産経新聞のこの記事に疑問をもつ人たちではなく、

この記事を歓喜して迎えた人たちでした。

 

産経新聞は、そうした人たちの期待を裏切るように、

自分自身の記事を抹殺したのです。

 

何故でしょうか?

 

 

回答は産経新聞社自らがなすべきですが、

すでに問い合わせた人がいます。

電話応答の主旨は、

 

  • 産経読者サービス 「WEBにアップした記事における最大の訂正意思表明は、記事の削除です」

 

とのことで、理由があって記事を削除したにもかかわらず、

削除した理由は明言できないそうです。

誤報であったことを実質的には認めながら、

形式的には認めない、ということなのでしょうか?

 

 

記事に立ち戻ってみましょう。逮捕容疑について記事はこう記しています。 

デモ参加者に飛びかかり妨害するなどしたとして、警視庁渋谷署は4日、暴行の現行犯で、男(27)を逮捕した。 逮捕容疑は、同日午後3時25分ごろ、東京都渋谷区神南の路上で、デモに参加していた60代の男性に飛びかかり、暴行を加えたとしている。

 

簡潔な文章からすれば、警察(=警視庁渋谷警察署警備課(公安))がそのときには、かなり自信をもって産経新聞記者に報せたもののようです。

 

しかし、12月4日の土曜日の午後逮捕で、週末が明け月曜日、身柄送検された途端に、被疑者は釈放されました。

 

デモに参加していた60代の男性に飛びかかり、暴行を加えた

 

これが真っ赤な嘘だと判明したからです。

渋谷署警備課は、自信をもって発表した事実の真偽をしって、相当に落胆したのではないかと思います。

 

~~~~

 

60代の男性とは、この人、主権回復を目指す会代表の西村修平氏です。(画面右端のベージュグレイの上下着用の人物。どのような人かはコチラなどを参照してください

 (画像はデモ主催者側の宣伝のためWEBにアップされた動画「勧進橋児童公園奪還一周年記念在・・・」より)

 

 

飛び掛ったのは逆に、約80人に隊列の先頭で、デモに参加していた60代の男性(西村修平氏)の方だったことが判明しました。

 

 

詳しくは、前エントリーを吟味してください。

http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/1972205/

 

 

 

白の矢印は「27歳の青年」=「黒い彗星」氏です。

以下敬称を略させていただきます。

 

「27歳の青年」はマルイシティ前交差点を、ゆっくりと歩いていきました。そして、デモ街宣車とデモ隊列最前列との間に入ってゆきました。






「27歳の青年」はデモ隊列の前まで行き、手製の横断幕をひろげようとしました。そこに、「60代の男性」西村修平が側面から近付いてきて、抱きついて取り押さえようとしたのです。相手の体に最初に手を掛けたのは西村修平だったのです。 以下は拡大画像です。



上着の中から手製の横断幕を取り出し、それを広げようとする「27歳の青年」。彼を取り押さえようと、右手に「日の丸」を持った60代の男、西村修平が側面から接触してきました。

西村修平が「日の丸」の旗竿を向こう側に廻しこんで、「27歳の青年」を羽交絞めにしようとしました。


西村修平が、日の丸の旗竿を使って羽交い締めした瞬間。
旗竿が折れたのは、これが原因でしょう。→
<主権>サイトの写真

「27歳の青年」は横断幕を頭の上にかざして、広げようとしていました。



「27歳の青年」は西村修平を振り払うように体を回転させました。それが「柔道の投げを打った」と宣伝されている行動です。『巴投げ』だとか『背負い投げ』だとか、あることないこと、インターネットでは大袈裟なデマが飛びかっています。


おそらく私服警官たちが騒ぎの声を聞いて注視した時には、西村修平は地面に転がりかけていたのでしょう。西村が青年を羽交絞めにした瞬間を見落としていたのです。

突っ込んでいくハチマキ姿はデモ隊員の加藤哲史です。「27歳の青年」が柔道ワザをかけたとする「花うさぎ」氏撮影の宣伝写真は、この瞬間を反対側から撮ったものです。http://hanausagi.iza.ne.jp/



加藤哲史の突っ込みの勢いもあって、西村修平は地面に転びつつあります。

 

なお加藤哲史は、デモ隊列では最前列横断幕の直ぐ後ろで、旗手として行進していました。

 (画像はデモ主催者側の宣伝のためWEBにアップされた動画「勧進橋児童公園奪還一周年記念在・・・」より)

 

こうして明らかになったことは、

なにを物語っているのでしょうか? 


 

  1. 現行犯逮捕といいながら、警察は衝突の瞬間を現認していなかった。
  2. 集団暴行をはたらいたデモ隊側の言い分を鵜呑みにした。
  3. 産経新聞は虚偽逮捕を警察発表のままに報道した。

 

拉致的記事削除の背景として、 

このようなことがいえるのではないでしょうか?

 

 

記事の簡潔な文章のなかでは、虚偽伝聞による現行犯逮捕、情報の伝達経路が、明瞭に示されていました。

暴行の現行犯で、男(27)を逮捕した。 逮捕容疑は、同日午後3時25分ごろ、東京都渋谷区神南の路上で、デモに参加していた60代の男性に飛びかかり、暴行を加えたとしている。

同署などによると、デモの参加者が男を取り押さえ、デモの警備をしていた警察官に引き渡した

すなわち

デモ参加者 → 渋谷署 → 産経新聞

 

おそらく産経新聞としては、

正式に訂正発表すると渋谷署警備課公安のメンツを潰すことになるので、できないと考えてるのかもしれません。

 

しかし、

トラメガで頭部を殴打され、

重症を負っただけでなく、

誤認逮捕までされて全国紙で報道

それをきっかけにWEBでは誹謗中傷のアラシ。

 

 

警察のメンツも大事かもしれませんが、

27歳青年の名誉は一体どうなるのでしょうか?

 

 

産経新聞には、一刻も早く訂正記事を、

検察・警察には、一刻も早く「嫌疑無しの不起訴」決定を、

していただきたいと申上げます。

 

それが最も穏便な解決法だと思います。

 

カテゴリ: コラむ    フォルダ: 冤罪

コメント(40)  |  トラックバック(0)

 
このブログエントリのトラックバック用URL:

http://ni0615.iza.ne.jp/blog/trackback/2070167

コメント(40)

コメントを書く場合はログインしてください。

 

2010/12/15 17:26

Commented by pr3 さん

おつかれさまです。画像まとめGJです。
拉致された記事は、Web魚拓が残っていました。
http://megalodon.jp/2010-1205-0148-55/sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101205/crm1012050003000-n1.htm

dj19さんが指摘した、古森氏の例の「GHQが許可」を「命令」と誤訳・誤報した記事も、紙面では訂正されましたがWebでは訂正されないままでしたね。けっこう一貫した姿勢のようです(笑)。

 
 

2010/12/15 18:13

Commented by ni0615 さん

To pr3さん
魚拓情報ありがとうございました。本文に追記させていただきました。

 
 

2010/12/24 17:51

Commented by yukakekun さん

ハイ、具体的な事になるとまるっきり的外れな事しか書けないn0615さんが、別記事⇒http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/2080443/

への私のコメントを「歯抜け」状態に削除されてしまってますのでもう一度最初から全て再掲載して差し上げましょう♪


以前イルカ漁関連記事にコメントしていた分ですが、今現在ni0615さんが反論出来ないから、という理由で当該コメント欄が閉じられておりますので、ココに再掲載させてもらいますね?↓


ザ・コーヴ』、R・オバリー氏の講演
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/1658232/

ザ・コーヴ』まとめページ 上映予定館に励ましを!!
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/1656557/

『イルカとクジラの話』(4) 日本人はイルカをどれだけ食べてるか?
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/1727304/



事実に基かない嘘出鱈目と無知に拠る妄言を書き散らしておいて、それを覆すソースと共に事実関係を示された途端に「無かった事」にしてしまう卑怯さは見過ごせませんので、n10615氏の誠実な対応を希望します。


 
 

2010/12/24 17:52

Commented by yukakekun さん

>>食べるかどうかは個人の判断だし、自然に蓄積した水銀からの健康障害は今のところ起きていない。

>今のところ起きていないから大丈夫だ、は水俣病でも散々言われましたね。水俣病では、「今のところ起きていないから大丈夫だ」を維持するために、患者さんの存在が表に出ないということもありましたね。


自然蓄積の水銀と、「水俣病原因・チッソ工場廃液」の水銀は生体内での作用が全く違いますよ?
それは水銀/メチル水銀そのものではなく、同時にイルカ肉(というか海棲生物体内)に含まれるセレン/セレン化合物やオメガ3脂肪酸の作用による毒性抑制によるものですが。



>摂取量はよっぽど注意しなくてはなりませんが、そのためには、イルカ肉の販売パックに水銀含有量を明記したり、「健康のために○週間に1回、○g以内が摂食の限界です」とか、「子供や妊婦はできるだけイルカ肉は避けましょう」という注意書きが必要だと思いますよ。


先ず、「限界」という書き方はする必要がありません。未だ傷病例の存在しない食品に対してそんな大袈裟な事を↓例が有りましたっけ?
肺癌原因なのが判ってる煙草に関してすらパッケージに「何本までが限界です」とは書いてないようですがw
妊婦に関しては「摂食指導」という形で消費上限を指導する「勧告」がありますから、それ以上の事をする理由がありませんよね。


 
 

2010/12/24 17:52

Commented by yukakekun さん

>>イルカを食べ続けている太地で400年ばかり何の障害も起きていません。健康障害があれば、必ずタブー伝承があるはずです。民間伝承を馬鹿にしてはいけませんよ。天然の水銀蓄積から来る水俣病の症例は世界中に一つもない。

>まず、太地の組織的なイルカ猟は40年前からであり、食肉として大量捕獲、販売を始めたのは、1980年代後半の捕鯨モラトリアム以降、まだ20年あまりということをご承知ください。


「太地での」イルカ(歯クジラ)消費が「400年」なのかに関しては正確ではありませんが、日本人の歯クジラ食用利用は少なくとも受動捕鯨で8000年、積極捕鯨でも5000年のお付き合いですよ?(一説には千葉房総では1万年w)


『先史時代の世界各地の貝塚から、イルカを始めとする鯨類の食物残滓が見つかっており、イルカなどの鯨類の骨は生活の道具や狩猟具・漁具として利用されてきた。日本において判明しているのは、縄文時代までさかのぼり、約8000年前の縄文前期の遺跡とされる千葉県館山市の稲原貝塚においてイルカの骨に刺さった黒曜石の、簎(矠・やす)先の石器が出土していることや、約5000年前の縄文前期末から中期初頭には、富山湾に面した石川県真脇遺跡で大量に出土したイルカ骨の研究によって、積極的捕獲があったことが証明されている。』(イルカwiki)

縄文時代の真脇遺跡(石川県)から日本最古のイルカ漁の跡が見つかっている。また、入江貝塚(北海道)、稲荷山貝塚(神奈川県)、井戸川貝塚(静岡県)などからもイルカの骨が見つかっている[3]:96。

(続く)

 
 

2010/12/24 17:53

Commented by yukakekun さん

千葉県では縄文時代早期の約1万年前から沖ノ島遺跡(館山市沖ノ島)でイルカ漁が始まっており[4]:217、谷向貝塚(南房総市)や稲原貝塚(館山市)からも大量にいるかの骨が出土している。稲原貝塚からは黒曜石が刺さったイルカの骨も見つかっている[4]:22。この他、根郷貝塚(鎌ヶ谷市)、古作貝塚(船橋市)、鉈切洞窟遺跡(館山市)などからもイルカの骨が見つかっている[3]:96。(イルカ漁wiki)



↑千葉では1万年イルカ食ってて何一つ問題が起こってないようですが・・・

そして、その間「若いおなごにイルカ食わせるべからず」などという禁忌伝承の一つも無いのは事実です。勿論世界中の歯クジラ消費地域でもそれは同じです。


因みに太地での「イルカ追い込み漁」が始まったのは1960年代ですが、「網捕り」の歴史は400年で、「突き捕り」はそれ以前から行われていましたが、その捕獲対象には当然大きな網が無くとも狙いやすい小型歯クジラが含まれていますよ?(歯クジラなので水銀含有量の多いツチやゴンドウも含む)
追い込みよりも簡単な、今の「突きん棒」と同じですから。



>「400年食べつづけた」という表現は間違いです。少しづつたまに食べていた、というなら恐らく貝塚の太古の頃からですから「数万年たべつづけた」というなら理性的です。


ni0615さんの基準は解りませんが、太地に限っても400年以上の歯クジラ消費実績があるのは確実ですし、太地以外の土地で1万年も食ってる地域が有るのに禁忌伝承が無い、という事実は認められた方がいいのでは?

「数万年なら禁忌伝承が出るが、1万年(8000年でも5000年でも)だから未だ出ない」

には何一つ定量的な根拠がありませんし、

「昔の人は、少しずつたまにしか食ってないから症状が出なかったんだ」

は「今より遥かに海産物依存度が高かった過去の沿岸日本人」の海産物由来水銀は今よりも多かった、と考えるのが「理性的」ではないでしょうか?
(続きます)

 
 

2010/12/24 17:53

Commented by yukakekun さん

今の突きん棒漁を見れば解りますが、イルカというのは魚に比べても比較的労せず手に入る獲物ですし、早くから塩蔵や天日干し加工が編み出されていたので保存食としても重宝していました。

これ等の事から考えても、過去の沿岸日本人は今の太地町よりも遥かに多くのイルカ肉を消費していた筈ではないでしょうか?


>また、イルカの水銀汚染は近代工業の産物です、ですから民間伝承で現れるなどということはありえません。


ハイ、非常に申し上げ難い事ですが、これは完全なマチガイです。

恐らく反捕鯨団体さんからの刷り込みによってそう思い込んでしまわれたのでしょうが、イルカ肉に含まれる「メチル水銀」は自然海水中に存在する無機水銀をバクテリア等が取り込んでその体内で生成される物質ですよ?

そして、その「自然由来メチル水銀」が「常にそこに有る状態」で進化を続けてきたのが我々の御先祖様に当たる海棲生物です。

自然由来水銀が人体に悪さ出来ないのは、水銀と共に海棲生物体内に含まれるセレンやセレン化合物、オメガ3脂肪酸による中和・神経系へのブロックなどの「無毒化」作用があるから、です。



水俣病も近代工業の産物ですから病気が現にあっても「有り得ないこと」としてフタをされ、原因究明がなされず被害を大きくしました。


ですので、「(セレンやオメガ3脂肪酸が一切含まれない)水俣病原因の排水」と自然由来メチル水銀を単純比較する事こそが「有り得ないこと」ですね。

因みに「人為活動で海水中の水銀が増えていない」というソースを貼ってあげましょう。

周辺国の近代工業化目覚ましい現在に於いてすら、水銀は1986年以降、カドミウムは1997年以降、日本周辺海域でそれら有害重金属の海中濃度は「ほぼ横ばい」であると↓

http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/cdrom/report/html/6_2.html

中国韓国台湾ロシアetc,etc…の国々が水銀を排出してきた筈なのに、日本周辺海域の水銀濃度は横ばい。




 
 

2010/12/24 17:54

Commented by yukakekun さん

因みに、水銀無を毒化するセレンの海水中濃度は重量比で水銀の1000倍。これはモル比で換算すると2800倍もの量が存在する、という事です。

海水中の各種ミネラル含有率と濃度一覧↓
http://www.littlewaves.info/marine/kw_seaelement.htm

ですので、水俣の様な超高濃度メチル水銀の人為排水が無い限りは「水銀濃度上昇にセレン濃度が負い付かない」などという事態は起こり得ません。

水銀含有量の多い個体はセレン含有量も高い、というソースも有ります(長いですが)ので必要ならば仰ってください。


>仮にイルカ肉の汚染を放置しつづけたら、近い将来結果が出たことでしょう。太地町が小学校の給食でイルカ肉を食べさせるという暴挙を取りやめたことは賢明でした。


先に説明しましたように、近代以降の工業化によって海水中水銀が大幅に増えたとは考えられませんので、過去1万年の歯クジラ消費での禁忌伝承が無い以上、ゴンドウクジラ給食は何も問題がなかった筈だと言えます。

しかし、この御時世、余計な事で騒ぎ立てる人達も多いし、地元で人気食材であるゴンドウ肉をワザワザ給食で食わせ続ける必要も無かったでしょうけども。どうせ各家庭で食ってるでしょうからw


>危険を圧してどうしても食べたいなら、子供をもう作らないという老年になってから食べたほうがいいでしょう。水俣病でも同じですが、水銀は胎児にもっとも大きな影響を与えるそうです。妊婦には一層強い警告が出されています。男性の生殖器官にどのような影響を与えるのかも、確認してから食べたほうがいいでしょう。


これに関しても全く心配は不要だと思われます。

太地町・その周辺でも奇形胎児や異常出産の報告はありませんから。
先にも述べたように、セレンやオメガ3脂肪酸等の成分が同時に含まれるイルカ肉はそれらが全く含まれない「メチル水銀だけ」のチッソ排水とは体内作用が違います。

(続きます)


 
 

2010/12/24 17:54

Commented by yukakekun さん

そして、御存知ないのかもしれませんが「(人体影響が)無い証拠・証明」は事実上提示不可能(悪魔の証明)ですので、イルカを守る為の口実として水銀を利用したいのであれば、「イルカ肉由来の水銀傷病例」を提示しなければなりません。
そのような例が見付かれば話は早いのでしょうが・・・



>太地町が行なった毛髪検査で、太地の人の4%が基準値を超えたということは、絶好の「警告」になったことでしょう。


残念ですが太地の場合「毛髪水銀」は「順調に体外へ排出している証拠」であって、体内で悪作用を及ぼしているという目安にはなっていません。
事実毛髪値が水銀障害発症レベルであると言われるほどに高い人にも水銀障害が顕れていませんからね。



>太地の人はイルカ肉を食べる頻度を減らしたと思います。

それはni0615さんの願望ということで。

何も実害が伴わない単なる検証結果を理由に生活習慣を変える、というのは努力を必要とします。
そして通常、する必要の無い努力はしませんよね。


>>セレン等の水銀への解毒あるいは非活性効果は、データ的な関連の証明がされている。

>おっしゃる意味が不明ですが、データ的な証明があるのなら是非お示しください。


・・・イルカ肉の水銀問題をこれだけ論ってる方が、セレンに関する事を知らないままで書いてらっしゃるとは思いませんでしたので、先の投稿で説明無しにセレン等の話をしてしまいました・・・次々回以降のコメントで具体ソースを提示して差し上げましょう。



 
 

2010/12/24 17:55

Commented by yukakekun さん

>>最もこの400年程度日本近海の水銀濃度は、一時的な、興行汚染地域を除けは大きな変化はない。

>400年前に海洋水の水銀濃度を誰が測ったのですか?(笑)

>そのような断言ができる根拠をお示しください。

「近年になって海水中水銀濃度が増えてる証拠」は全く存在しませんが、「周辺国の近代工業化目覚しい日本の周辺海域に於いても、四半世紀にわたって『横ばい』である」というソースは先に提示しましたよね?

過去1万年に亘って消費してきた歯クジラ類が食えなくなるほど海水中水銀濃度が上がった筈、と仰るのならば、その根拠と、それに矛盾する私が提示したソースとの整合性を説明していただけますか?

因みに、火山・地震国である日本周辺海域は水銀鉱脈が非常に多く露出している為、基本的に海水水銀値は高くなっています。

日本には「丹」という地名が多いですが、「丹」とは水銀の意ですよ。


>現に太地産のイルカ肉の水銀含有量が公表されています。きわめて高濃度のイルカの内臓が売られていました。それが現時です。


「きわめて高濃度」とは?
一体何時の水銀含有量と比較してのお話でしょうか?

もしni0615さんが仰ってる「きわめて高濃度」が「暫定基準値」との比較での事でしたら、本日書いたコメントのとおり、「セレンやオメガ3脂肪酸込みの海棲生物」の暫定基準値が算出された事は有りませんのでその比較は無意味です。
何故ならばマウスやラットにどれだけマグロを与えてもメチル水銀が「作用」しなかったから、という事です。

大昔からその数値だったと言えない理由はありません。
また、鯨類の内臓・特に肝臓には筋肉よりも遥かに多い水銀が含まれますが、セレンの含有量は更に多い、という調査結果も出てます。

これもソースを差し上げますね。



(続きます)


 
 

2010/12/24 17:55

Commented by yukakekun さん

>安全性に問題がある食品を安全だと虚偽を流布すれば立派な傷害罪になりますよ。科学的根拠をお示しください。


「安全性に問題」の根拠が未だ一つも提示されておりませんので。「安全性に問題がある」とは言えませんよね。

それを「安全でない食品だ」と虚偽を流布すれば立派な「信用毀損罪」又は「風説の流布」という刑事罰対象の犯罪になりますよ。ご存知でしたか?


「安全でない」事を証明する為には、「イルカ肉由来の水銀障害」の症例が必要です。たった一つでもその症例を提示できれば「イルカ肉は安全でない」との証明は終了ですので、ni0615さんの言う事が事実であるならば、簡単でしょ?
「実在する傷病例を提示するだけ」なんだからw

釘を刺しておきますが、その逆は不可能です。

「世界中のイルカ食地域」で「イルカ肉由来傷病があったかどうか?」を虱潰しにした後にしか「無かった証明」は事実上不可能ですから。


さて、休憩を挟んで「セレン/セレン化合物、オメガ3脂肪酸がメチル水銀毒性を無害化してる研究等のソース」と、「海棲生物由来のメチル水銀障害が起きないのはアタリマエである」というご説明を差し上げますので。



 
 

2010/12/24 17:55

Commented by yukakekun さん

それでは先ず、セレン/セレン化合物が水銀/メチル水銀との反応して無毒化する機序の説明等を含んだソースを。


イルカ肉中の水銀が、同時にイルカ肉に含まれるセレンと結合する事によって不活性・安定的な「水銀セレニド(セレン化水銀)」となり、人体に作用しなくなるというソースが二つ。↓


イルカに蓄積した水銀含有生体鉱物の直接検出

本事例では水銀を蓄積するイルカの臓器切片についてマイクロビームによる蛍光X線分析・粉末X線回折を行い、臓器切片中に,HgSeという生体鉱物が存在することを解析しました。イルカなどの海棲哺乳動物は,有毒重金属元素を体内に高濃度に蓄積していることが知られていいます.そこで放射光マイクロビームを用いて,イルカに蓄積した水銀の状態について調べました.その結果,蛍光X線分析により,臓器切片での水銀とセレンの2次元分布を明らかにでき,また,マイクロビームX線回折によりHg濃集物がHgSeという鉱物として存在することを直接示すことができました。】

http://www.spring8.or.jp/wkg/BL37XU/solution/lang/SOL-0000001568


これら海棲動物の肝中水銀のほとんどは無機態に変換されており、セレンと等モルで蓄積していることがこれまでの研究で明らかにされている。またいくつかの海棲高等動物では、鉱物化したHgSe (水銀セレニド) の肝中存在が確認されている。これらのことから海棲高等動物の体内では、餌から取り込んだメチル水銀が脱メチル化され、セレンと等モルで結合し、生物学的に不活性な形態となること、すなわち体内の水銀は解毒されると考えられている。(貼り付けおわり、出所:愛媛大学「海棲高等動物の水銀解毒に関する研究」池本徳孝(生態環境計測分野))

http://blog.with2.net/find_item_cache.php?id=12683



 
 

2010/12/24 17:56

Commented by yukakekun さん

明らかにセレンが水銀毒性を抑制している、という証拠として、ラット・ウズラへの「水銀のみ」投与と「セレン等も含むマグロ」投与の比較実験の紹介。↓


※そもそも、マグロが高濃度の水銀を体内に持っていても水銀中毒にならないことから行われた調査で、ラットを使い水銀のみを与えたグループとセレン&水銀を同時に与えたグループに分けて実験したところ、水銀のみを与えたグループは死んだのにセレンと同時に与えたグループは死ななかったとのことです。
ウズラでも、マグロ単体を食べさせたグループと、マグロに含まれる水銀と同様の水銀を単体で食べさせたグループでは、マグロの方は何ともなくて水銀の方は中毒症を引き起こしたらしいです。

http://www.ai-ken.net/dic/sa/se.html



水銀含有量が多い個体は同時にセレン含有(吸収)率が上がる、というソース。↓

 -水銀と結合して肝臓に沈着-
 水銀の毒性に対するセレンの影響についてかなり多くの研究が行われ、
セレンが水銀の毒性を軽減することが確認されています。
その一例として、千葉大学薬学部の山根靖弘教授らが行った実験があります。
ネズミに水銀とセレンを与えてその違いを表した実験ですが、水銀を投与したネズミは、10日までに全部死亡しますが、セレンと水銀を同時に与えたネズミは全部生き残っています。
そして、肝臓中の水銀量は、水銀だけを与えたネズミよりセレンと水銀を与えたネズミの方が多くなっています。
セレン濃度についても同様で、セレンだけを与えたものよりセレンと水銀を与えた方が肝臓中のセレン量が高いのです。
これは水銀とセレンが結合して無毒で安定な化合物をつくり、肝臓に沈着するからだと考えられます。

http://www.ai-ken.net/dic/sa/se.html



 
 

2010/12/24 17:56

Commented by yukakekun さん

先のソースに同じく。↓(現在はリンク消失)


先の記事で引用した遠藤博士の論文では、セレンの濃度も測定していて、セレンの解毒効果を示唆している。
総水銀量が多いサンプルではセレンも多くなっている、という正の相関が指摘されている。以下のように論文要旨にも書いてある。

【A high correlation was observed between T–Hg and selenium (Se) concentrations in these
organs, supporting the formation of a Hg–Se complex. The formation of a Hg–Se complex
probably contribute to the detoxification of Hg for cetaceans and allows a very large
accumulation of Hg in livers.】


もう一つ同様の報告。↓


 学会での発表にもありましたが、蓄積された水銀による影響はセレンという物質によって緩和されるとの説があります。水銀がセレンと1対1のモル比で結合して体内に蓄積され、セレンにより水銀の毒性が抑制されているという説です。これについては、一部魚類などについて報告が行われています。しかしながら、鯨類についてはまだ完全に証明はされておりませんが、水銀とセレンが1対1で蓄積されているとの報告がなされています。

http://www.icrwhale.org/02-A-12.htm


 
 

2010/12/24 17:56

Commented by yukakekun さん

次に「亜セレン酸」というセレン化合物がメチル水銀分子を抱き込んで毒性を抑えている、というソース。↓


http://www.e-clinician.net/vol31/no331/pdf/sp09_331.pdf

 一九六〇年代、亜セレン酸ナトリウムをカドミ
ウムや水銀など毒性の高い重金属と同時に動物に
投与すると、カドミウムによる睾丸壊死や、無機
水銀による腎毒性が発現せず、かつ亜セレン酸自
身の毒性も軽減されるという現象が知られた。
 私達の研究室では、このような相互毒性軽減作
用のメカニズムを研究してきたが、亜セレン酸が
グルタチオンと反応して生じた還元生成物(おそ
らくセレン化水素)とカドミウムや水銀のイオン
が一対一の比率で蛋白質と安定な複合体を形成し
て、相互の有害性を軽減すると説明することがで
きた。
 なお、亜セレン酸は、水俣病の原因物質である
メチル水銀の毒性をも抑制するが、生体内でセレ
ンを真中にして二つのメチル水銀が結合したビス
メチル水銀セレナイドが生成されることが判明し、
このことがセレンによるメチル水銀毒性軽減に一
役かっているものと推定されている。


↓は先の投稿分と同様。(但し、マグロ等の生体やセレン化合物ではなく、水銀化合物の他はセレニウムのみ、なので誤解無き様。)

●水銀を相殺するセレニウム

セレニウムは水銀と複合体を作るこ により無害化する働きがあります。データで、セレニウムと水銀がともに高く出 いるケースは、セレニウムと水銀が体内で拮抗しているためと考えられます。

千葉大学薬学部が行なった実験で、ネズミに塩化第二水銀を与えたところ、七日目に全部死亡したのですが、同時にセレニウムを与えた群は全部存在していました。メチル水銀を与えた実験でも同様に、セレニウムを与えられた群には生存するネズミが見られました。
生存していたネズミを解剖すると、肝臓から、死亡したネズミの6倍以上の水銀が存在していました。この水銀はセレニウムと結合することで脱メチル化されて無毒化し、尿や糞からではなく、呼気から排泄されたと考えられています。 (このソース続く)



 
 

2010/12/24 17:57

Commented by yukakekun さん

(先のソース続き)マグロには水銀が多く含まれるのと同時に、セレニウムも多く含まれます。海の生物には、水銀に曝されているほど、セレニウムを多く吸収し、それを無害化しようとする特徴があります。

次、明確に「メチル水銀の脳神経・中枢神経への蓄積を防ぐ事が確認されている「セレノメチオニン」。↓

http://nutweb.sakura.ne.jp/iframe/03_ippan/02jukinzoku/gedoku.html

セレノメチオニン

セレニウムとの化合成分であるメチオニンは含硫アミノ酸であり、FDA(米国医薬食品局)から水銀など重金属を排泄する作用効果を持つ安全な食品としてリストアップされた物質です。メチオニンはミネラルのセレニウムと結合し、セレノメチオニンの形をとり、毒素の中和作用を持つとともに、いわゆるキレーターとして水銀、鉛、カドミウムなどの有害重金属を捉え、尿や便から体外への排泄を促します。
セレノメチオニンは、水銀などの重金属の排泄を促すだけでなく、体内、特に脳神経細胞、中枢神経に蓄積するのを防ぐ作用を持ちます。
また、メチオニンはメチル化された副産物として有害なホモシステインの生産を抑制コントロールする働きも持ちます。


↑は勿論市販のサプリメントに成分として添加されてるものなんですが、元々生物体内に存在するセレン化合物の形としてはポピュラーなものです↓


http://www.e-clinician.net/vol31/no331/pdf/sp09_331.pdf 

セレニゥム(元素記号鋭)、通常セレンと呼ばれるこの元素は、周期表では酸素やイオウと同じく第六族のBに属し、原子番号は三四、原子量は七八・九六である。天然に存在する化合物中に椅、刊、0、またはぞの酸化状態で含まれている。


元素としての性質は同族のイオウによく似ており、動植物の体内には、含硫アミノ酸であるシステインやメチオニンのイオウがセレンに置き換わったセレノシステイン、またはセレノメチオニンの形で存在することが知られている。


 
 

2010/12/24 17:57

Commented by yukakekun さん

「オメガ3脂肪酸」(DHA・EPA・ALAという3つの脂肪酸)が関与しているという研究報告。↓(英文のアブストラクトのみで、内容は有料のファイル)

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18722469


↑で紹介してるその研究報告のアブストラクトには水銀毒抑制にはセレン以外でもオメガ3脂肪酸が役立ってる、と書いてありますが、当然オメガ3脂肪酸は鯨類の肉にも含まれています↓。コレはつい最近ののニュースだなw

http://yupukeccha.exblog.jp/13469811/

『世界第1位の水産物輸出国ノルウェーでは以前からクジラからオメガ3脂肪酸などのサプリメントや医薬品を作る研究が行われていて、少なくとも1件のリウマチ性関節炎治療薬の臨床試験が実施中だという。』


これで益々貴方達が期待する「イルカさんのお肉で水俣病!!」の可能性は狭まっちゃったワケです。




さて次に、以前別の場所に書いた「海棲生物由来のメチル水銀が人体に悪作用出来ない理由」を説明したモノを貼っておきますね。少々長くなりますが。↓


ほとんどの生物にとって水銀やカドミウム・鉛等は体内では有用に使えないどころか『それだけならば有毒』なんですが、海棲生物、特に哺乳類以降に絞っても数千万年以上も前から海辺や海中で食餌していた我々の祖先がそこから自然由来のメチル水銀やカドミウムを素直に取り込んで何の防御機能が無かったら、あっという間に種の滅亡を招いていた筈です。

哺乳類の場合は特に胎盤・臍の緒を通じての重金属移行がある訳ですが、先のエントリーで紹介したような(フィンランド大学の研究)胎盤血液中カドミウム濃度に応じて胎盤血液中セレン濃度を上げる、というメカニズム(ソース↓)

( http://kk.kyodo.co.jp/iryo/news/0810seren.html )

があったからこそ、海底火山噴火等で重金属濃度が上がったりした場合もその場所での生活・繁殖が可能だった訳です。(続く)



 
 

2010/12/24 17:58

Commented by yukakekun さん

それらは全て魚類どころかもっと原始的な生命だった頃に「その場にある材料」を使って有害重金属が自己の生体に悪作用出来ない様に「工夫してきたから生き残れた」というよりも、「その場にあった材料」が生体内で「特に意図も無く有害重金属と作用してきた結果」がどんどん高等生物に受け継がれてきただけ、という気がします。
そしてその「その場にあった材料」がセレンやセレン化合物だった、と。

この記事の例で言えば(詳しい機序は未だ解明されてませんが)神経系へのメチル水銀の害をブロック又は排出する為に「セレノメチオニン」を体内で生成した・或いは利用した、という事ではなくて、元々「セレノメチオニン」にメチル水銀をブロック又は排出する作用があるからこそ現在の高等生物の様な神経系統の仕組みが出来上がってきた、という事なんじゃないでしょうか。

このハナシは結局「卵が先か鶏が先か」と同じですがw
つまり「環境に合わせてなるようになってきた・だから生物の身体はなるようになってる」という事です。
むかーーーし読んだR・ドーキンスさん(このヒト捕鯨反対してるらしいねw)の「ブラインドウォッチメーカー」に倣えば生命発生の極々初期、精々プランクトンあたりになるまでの間に出来上がってしまった形質が今私達の身体にまで残ってる、というだけで「それが出来なかった連中は淘汰された」んじゃなくて「最初からそんな連中は居なかった」という事。

だってメチル水銀もカドミウムも「生体・身体を作る材料(環境)と同時に、常にそこにあった」んだから。

それからついでに書いておくと、「水俣病原因のメチル水銀」って文言が繁用され過ぎてて「メチル水銀=人造の有害化合物」みたいな誤解が生まれて、それで大騒ぎしてる愛護ちゃんが多いんだと思うけど、メチル水銀自体はバクテリア等の微生物が無機水銀を取り込んで作ってるんだからね。
(続く)

 
 

2010/12/24 17:58

Commented by yukakekun さん

水俣病」原因の「チッソ工場廃水」には「セレン化合物」が全く含まれない状態で、この「メチル水銀だけ」が大量に放出されたという、自然界では有り得ない異常な状況で起こってしまった「公害」です。



ハイ、結局後半部分はナニが言いたいのか、というと・・・


「海棲生物由来の重金属がそれを捕食する(勿論人間を含む)高等生物に悪作用出来ないのは 極 め て ア タ リ マ エ 。 」


という事です。


「セレン化合物が同時に含まれるから安全」というよりも、

「(セレン化合物が同時に含まれない)メチル水銀にだけ被爆するという状況が自然界ではありえない」

だからこそ、「イルカさんのお肉由来水銀で傷病者が出ないのはアタリマエ」であって、

当然ながら自然界の常態ではない「セレン化合物無し/メチル水銀だけのチッソ排水に晒されてた水俣湾」と比較する事自体が間違っている、という事です。















一連のこの「イルカ肉水銀に関する『見做し安全』とする根拠」の説明は、イルカ漁・イルカ食の存続を規定する重要な情報なので、これに関して全く反論できない事を知ったni0615さんが全て削除してしまったのは、まぁ当然と言えるでしょう。

しかしながら、イルカ漁反対派がこぞって論う、この「水銀問題」は


<『他人の健康を気遣うポーズ』で『イルカさんを守る、という自分の目的』を果たそうとする>


⇒所謂「おためごかし」でしかないのは明白なので、こんな下らない事の所為で実生活者が不利益を被る様な事態は何としても回避するべきでしょう。


 
 

2010/12/24 17:59

Commented by yukakekun さん

私が書いたコメントを削除して、それへのコメントだけ残しても、読まれている方々には意味が解らないですよね。再掲載しておきます。↓



>この900tを日本の人口130,000、000人で割ると、

>900,000,000g÷130,000,000=6、9g



イルカ肉をペットフードや飼料肥料などに使わないで全て人間が食糧にしたとして、国民一人当り年間6、9g。




最後まで論旨が今ひとつハッキリしませんでしたが、『日本人はイルカをどれだけ食べてるか?』というエントリータイトルから察するに、反捕鯨団体(IKANとか、エルザ・自然保護の会とか)のPRでよく見かける「こんなに消費量が少ないのに文化と言えるか?」或いは「国民一人当たりの消費量が少ないのに、続ける必要が有るのか?」みたいな事が言いたいのかな?

そうであるとして、現調査捕鯨は勿論、それとは別枠のIWC管轄13種以外の沿岸小型捕鯨(歯クジラ・イルカ)も「捕獲枠」という物が日本政府から割り振られていますので、「国民一人あたり69g、690g、6900g。」消費するには、その捕獲枠を10倍、100倍、1000倍、に増やしてもらわなければなりませんよね?

その「消費量が少ない」現状でも毎年捕獲枠は消化されていますし、沖縄からはバンドウの捕獲枠が少なすぎる、という陳情が出ています。

このご時世、現金収入に有用なイルカ肉を手放す理由も無いでしょうから、「少ないから、文化じゃない」という説得が意味を持つとは考え難いですねェ・・・


 
 

2010/12/24 17:59

Commented by yukakekun さん

>「やめさせる」ということを法的に判断できるのは政府や地方自治体でしょう。これまで出していた許認可をやめる、ということもそうです。


これは現実的に不可能でしょう。

政府が民間事業者である漁協や漁師さん達への操業許可を取り上げるには、合理的な説明が必要ですが、「イルカ漁に反対している人達がいるので」とは言えないでしょうからw
勿論誰一人傷病者が出ていない現状で「イルカ肉は水銀が危険だから」とも言えないでしょうし・・・

唯一強制力を持ち得るのは「対象生物資源状態の悪化」ですが、太地の追い込み対象バンドウの資源状態は極めて良好で、捕獲圧が高いのでは?と反捕鯨団体が騒いでた岩手のイシイルカですら1万数千頭レベルの捕獲が四半世紀近く持続出来てますので、まぁ、今後余程明確な資源悪化が判明しない限りは「イルカ漁禁止」は起こり得ないでしょう。



>あるいは、イルカ猟からイルカ・ヲッチングへの「転業奨励資金」を出す、という援助策もあるでしょう。


この場合、イルカ料理を出す料理店や、加工品を製造販売してる業者への保障もキッチリ視野に入れるべきですね。

ただ、それ以前の問題として当の漁師さん達にとって、自分達が何にも悪い事だと思ってない仕事をワケの分からない理由で転職させられる、という事に納得するかどうかが最大の問題です。
自発的にウォッチング事業へ転換したいと考えるような人は極一部の例外でしょうから、政府援助と言っても莫大な額を要求されるでしょうし、小さな自治体はこの様な事にカネを払えませんし、その様な義理も無いでしょう。自治体はこの場合被害者になりますからw



それ以前に、国税を使ってさせる必要の無い転職を援助する、という事が今の日本では受け入れられないから、カネの出所が反捕鯨団体でもない限り、政策として決議される事が有り得ませんね。

 
 

2010/12/24 17:59

Commented by yukakekun さん

>日本人の文化というには、あまりにも少ない消費量だということをご理解いただいてありがとうございます。


「それが文化で有るかどうか?」に消費量が関係する、などという理解はしておりませんし、消費上限が決まっている以上、「少ないから止めさせろ」などという主張には蓋然性が存在しない、という説明を差し上げております。


>その少ない消費量を、「商業的に増やす」という論拠は、国際世論ではとおりませんし、日本政府、水産庁もそれを主張していません。


「消費量=捕獲枠」の増加に関する決定に「国際世論」は全く干渉し得ません。
よく解っておられないまま書いてらっしゃいますが、現在「沿岸小型捕鯨」の対象として商業捕獲されているイルカ(歯クジラ類)の捕獲枠は、対象資源の状態によって設定されているだけ、です。

それから、どうしてこんな基本的な事も知らないまま捕鯨反対記事を書いてるのか理解に苦しみますが、「イルカ」はIWC管轄13種鯨類に含まれていませんので、「日本政府、水産庁」が対外的に「所業的に増やす」主張をする必要はありません。

「沿岸小型捕鯨」対象歯クジラ類の捕獲枠は全て自国内で決定しておりますので、以後お間違えなきよう御願いします。

(こんな事すら知らない人が高圧的に捕鯨を語っちゃうから、細かく訂正コメント入れられても仕方ないよね?)



>どうも資源量は捕獲実績から推定しているようですが、それは水産庁の見解なのでしょうか?「対象生物資源状態の悪化」という専門用語を駆使されていますので、yukakekunさんは斯界の方なのですか。でしたら、根拠となる資料をご自分のブログで公開してください。


ハイ、水産庁・鯨研・水研が資源状態(資源量ではありません)を把握して決定しております。
「対象生物資源状態の悪化」程度の言葉は高校生でも知ってます。
私は単に反捕鯨ちゃん達の嘘と無知が多すぎるのを糺しているだけの、鯨肉好きに御座います。

根拠となる歯クジラ類の資料が欲しければお手軽にwikiで御確認下さい。
バンドウ・イシイルカ共に資源状態の危機は全く触れられておりませんから。






 
 

2010/12/24 18:00

Commented by yukakekun さん

>今はいっぱい取れるからと、野放図に獲りすぎて日本海のマグロは今最大の危機を迎えているそうですね。


多いかも、と言われているイシイルカの捕獲枠ですら精々3%程度で再生産能力の範囲内ですので、時に数十%も捕獲してた可能性を言われてるマグロとは全く比べられません。


>「今後余程明確な資源悪化が判明」したときは、現在の日本海のマグロ状態になっているでしょう。
>日本の水産庁はイルカ絶滅も最悪のケースとして想定済みなのでしょうか。


それ以前に生息密度が下がって捕獲枠の維持が不可能になります。沖海まで出て操業出来るマグロと違い、沿岸海域での捕獲しか認められない小型捕鯨は、生息密度が下がって沿岸に寄り付かなくなった時点で自動的に縮小せざるを得ません。

なので「最悪のケース」などは起こり得ません。御安心下さいね。



>国策で産業転換した話は幾らでもあります。
「炭鉱離職」「減反(農業離脱)」・・・・
もちろん簡単なことでは有りませんが。


「産業転換しなければいけない合理的な理由」が一切存在せず、「イルカ愛護さん達の心情に配慮する」以上の意味が無いので転換は必要有りませんし、そこに国税を使う事自体が無駄である、と書いています。

貴方には「転換しなければいけない合理的理由」が提示できますか?







 
 

2010/12/24 18:00

Commented by yukakekun さん

>太地のイルカ漁は、現在なんで採算が取れているかというと、「水族館」「シーワールド」用の生け捕りです。対象魚種を他のものに替えなければならないのは、漁業としてみても必至なのではありませんか。


前半と後半が全く繋がらない・・・意味不明です。


生け捕りで採算が取れている事が「対象魚種を他のものに替える」?事とどう関係するんだろうか?そんな事をしているなんて聞いたことがありません。

「漁業としてみても必至」とは・・・?



>加えて地球環境保護の声を無視することはできません。「イルカ漁」存続を『絶対』として掲げることはできないと思います。


先のコメントで説明したように、対象資源の再生産能力の範囲内でしか行われ得ない狩猟食物生産は「地球環境保護」とは全く関係がアリマセン。
イルカ漁反対の問題とは、唯単に「イルカ愛護さん達の心の問題」でしかありません。

イルカ漁存続の如何はその様な客観合理性の無いモノではなく、単純に資源状態によって決定されるべき、という話です。






 
 

2010/12/24 18:01

Commented by yukakekun さん

基本的には議論反論以前の問題です。貴方は基礎的な事実関係すら知らない。


不都合な部分を丸ごと無視する事が可能なトラックバックでのやり取りよりも、単純にココで貴方が吹聴してる嘘出鱈目を訂正した方が確実です。

水銀に関しての部分で貴方は「イルカの水銀は現代の工業に拠る物である」と自然由来水銀/メチル水銀の事すら全く知らないままに書いてらっしゃいました。

その程度の自然科学知識で野生動物の重金属毒性を心配する(して見せる)ような浅ましい情報源を不特定多数の目に晒したまま放置は出来ません。




「長文だから」「5回以上だから」マナー違反である、というのは全く筋が通りませんね。

此方の読者が私が飛ばしたトラックバックを読むとは限りませんし、貴方が不都合な部分を避けて答えられる部分にだけしか答えない、その様なお茶の濁し方をしない、という確証も有りません。


web上のブログというのは不特定多数の方々が目にするものですから、此方の様に反捕鯨団体からの情報を鵜呑みにした虚偽情報、単なる無知によって構成された悪宣伝の場を放置する事は出来ません。


ni0615さんは私が「対象生物種の資源状態悪化」と、高校で生物を習った者ならなら知っている程度の用語を使っただけで「専門用語を使ってるから関係者だ」と仰ったり、イルカ肉の水銀に関する記事を書いてるくせにセレンやセレン化合物がその毒性抑制に働いている、という情報の欠片も知らなかったり・・・という凡そ有りえないほどの無知無学な状態なのにも拘らず、その情報を伝えようとしたコメント者(私より以前の方)に非常に高圧的な態度をとってらっしゃいます。


少しぐらいは御自分の無知を恥じ、虚偽情報を流してしまった事への反省をするべきでは無いでしょうか?

それとも貴方の「マナー」では、不特定多数の方々に嘘出鱈目を吹聴する事は悪い事ではない、となっているのでしょうか?


 
 

2010/12/24 18:01

Commented by yukakekun さん

これを忘れてたな。


>あなたの立論が筋が通っていない時は、突っ込みが入るか無視されるでしょう。



私の主張に反論出来ないから「無かった事」にするしかなく、削除してるだけでしょ?



貴方がその無知と無思慮故に撒き散らしてしまってる虚偽情報を私は研究報告ソース等を添えて一つ一つただしています。

自分の間違いを知ったのならば、素直に訂正謝罪の意を示すのが「マナー」なんじゃないでしょうか?

それとも、イルカ守る為ならルール無視ですか?





>ブログというのは、自分勝手な正義で他者を強要する場ではありません。



それを言うのならば、私に事実誤認を指摘された当該記事部分を改定・削除するべきであって、それをしないで虚偽情報を放置したまま私にだけ「正義(ルール)を強要されも困ります。


貴方の言ってる事を要約すると、

ココは私のブログなんだから、私に津堂のいい嘘を書いてナニが悪い。」

「不特定多数の人たちが閲覧するwebブログでも、自分の書き散らしたい嘘を書き散らしすのは自分の権限だ」


という事ですね。



貴方の様な無責任な人間が居る所為で実生活者が被害を被る可能性を考えた事は無いんでしょうか?

 
 

2010/12/24 18:01

Commented by yukakekun さん

えぇ~~と、長文投稿は良くない、という事ですが、此方のブログには事実誤認が多すぎますし、その事実誤認に基いて訪れるコメント者に対してかなり高圧的な返答をなさってます。

高圧的なのはとりあえず良いとして、その書かれてる内容の悉くが反捕鯨団体の鵜呑みであったり、単なる無知に拠る誤謬だったりするので放置は出来ません。

私自身もブログを書いてますが、ココにトラックバックしても貴方がそれを見て事実誤認をただすという確証は有りません。

貴方が御自分の間違いを直して下さる、というのならばトラックバックでも構いませんが・・・





因みにiza登録は半年以上前に済ませてますよ?








 
 

2010/12/24 18:02

Commented by yukakekun さん

それではni0615さんが「反論出来ないから」という理由で削除してしまったコメントの再掲載を始めますね。↓




初めまして。
横からですが、幾つか用語等の事実誤認をされているようなので。




>>妊婦などを除く通常の常識的な範囲内の食用における人体への有害性と傷病例は報告されていませんよ。

>魚介類の安全規準とは傷病例が報告されるようなことが無いように設けられるのでしょう。 傷病例がないから「基準値をこえても有害性はない」、「規準は守られなくてはいい」というこじつけこそ、基準値を無視するレトリックです。


mi1000さんが言われているのはレトリックでもなんでもなく、正真正銘の事実ですよ?
正確に言えば「妊婦/胎児にすら傷病例は無い」という事ですが。

「有害性がある」と言いたいのならば、それを言い立てる側に立証責任が生じますが、「有害性」を規定するのは「有害であった事実」だけ、です。
そしてイルカ肉由来の傷病例は太地だけではなく、世界中の歯クジラ消費地域でも、唯に一件も報告されていません。









 
 

2010/12/24 18:02

Commented by yukakekun さん

それから、ni0615さんの事実誤認はそこにある>「基準は守られなくていい」という言葉から判りますが、「暫定基準値」である0,4ppmをそれを超えた食品を喫食をしてはいけないかのようにカンチガイされてる事です。

「暫定規制値」とはあくまで「その水銀含有量ならば喫食頻度はこれ以下にした方がいいよ?」という勧告でしかありません。

そこに有る「0,4ppm」を超えたカジキマグロ等も太地のバンドウイルカと同様、廃棄もされずに市場に出回ってますので。↓

メカジキの・メチル水銀 最大値で1,0ppm。
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=5354

更に↓

『なお今回調査対象になったキハダ、クロマグロ、ビンナガ、ミナミマグロ、メバチ、クロカジキ、マカジキ、メカジキの8魚種50検体のうち、総水銀ではクロカジキで最高9.3ppm、メチル水銀ではメカジキで最高1.0ppmを検出したほか、暫定規制値にあてはめると超過しているケースが総水銀については約60%、メチル水銀では40%以上の検体で確認された。』

更に↓には

http://www.mhlw.go.jp/topics/2003/06/tp0613-1.html#betsu

『 ク ロ マ グ ロ 総 水 銀(最大値) 6,1 p p m 』

という数値もあります。




 
 

2010/12/24 18:03

Commented by yukakekun さん

ついでですので「暫定規制値」がどの様な算定方法で決められた数字なのか、という説明をしておきますね。↓


「暫定規制値」とは↓

まず、実験動物に食品汚染物質の一定量
を長期間(ラット、マウスは一生涯のほと
んどすべての期間)にわたって毎日食べさ
せ、生涯にわたって動物になんら悪い影響
が認められない最大の量(最大無作用量)
を求めます。次に、最大無作用量を人にあ
てはめるため、この最大無作用量に通例100
の安全係数(最大無作用量の1/100)を掛
けて、人に対する安全な量が決められます。
これを『一日摂取許容量』といい*ADI と略
されます。このADI に食品別の摂取量を参
考にして、暫定的規制値が決められていま
す。

http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/syoku_anzen/14/p03_food_osen.pdf

「生涯、毎日その量を摂取し続けても悪影響が現れない」という値から更に安全率を見込んで1/100をかけた数値から導き出していますので、この場合ハンドウイルカの筋肉部位の最大値が「最大無作用量」に迫っているとしても、極端なハナシ「毎日食わないならば作用は出ないよ?」という検査結果がある、という事ですね。



そして↑にある「最大無作用量」は、あくまで水俣排水等の人為排出」による「メチル水銀のみ」への暴露を指しますので、セレン/セレン化合物やオメガ3脂肪酸等の水銀毒性を中和・ブロックする成分を同時に含むマグロやイルカ肉の含有量とは自ずから違ってきます。
細かく言えば非常に煩雑にならざるを得ませんが、その基準となってる数字は「セレンやオメガ3脂肪酸込みでの最大無作用量ではない」という事です。
何故ならば「メチル水銀単体」ではない、「マグロ肉」「イルカ肉」での「作用」例が見付かっていないから、です。当然これでは「無作用量」も判りませんからね。

このセレン等や「メチル水銀の由来」の件については別エントリーにni0615さんが書かれている事にも誤謬が多かったので、そちらに改めて書きますね。

 
 

2010/12/24 18:03

Commented by yukakekun さん

そしてこれはついでですが・・・


>>イルカと他の家畜類とで異なる基準を設けることに、

イルカは哺乳類だから魚介類の基準値を適用しないでもいいという可笑しなことをいっているのは、イルカ<猟>推進している水産庁です。豚肉や牛肉の安全基準が魚介類より甘いとお説は、初めて聞きました。


mi1000さんの文意を誤解されてますね。

そこで氏が言ってるのは水銀等の話題から離れた「動物園等の動物と水族館のイルカ」の扱いを変える必要性が無いという事、ですから。
動物園といわず、家畜動物との「ふれあい牧場」は全国にありますが、それを食用とする事への批判は聞いた事がありませんよね。
ただ単に経済動物として娯楽施設用にも、食肉用にも使えるから使ってる、それだけの事ですよね。

因みにイルカ肉に関しても他の魚介と同じ「暫定基準値」を適用し、それによって「摂食指導」という「適切な喫食への勧告」が出されています。
先に紹介したように、イルカ以外のカジキやクロマグロ等が暫定基準値をオーバーしていても廃棄される事はありませんし、その喫食が「禁止」される事はありません。

「魚介類の基準値を鯨類には適用しない」と言ってる公文書は見た事がありませんので、紹介して頂けますか?

私が知ってるのは「歯鯨類は消費量が少ないので基準値越えが有っても他の基準値越え大型魚と同じく摂食禁止にする必要は無い」等という文言だけでしたが・・・?

これが傷病者の一人でも出ていれば有無を言わさず禁止にするところでしょうが、残念ながら(?)規制値を数百倍も上回った製品が見付かってさえも尚、唯の一例も傷病例が有りませんから、イルカ肉によって生計を立てておられる方々への影響を考えれば禁止は有り得ませんよね。




 
 

2010/12/24 18:04

Commented by yukakekun さん

>1)安全基準値を超えたからといって「お縄」になるとは限らない、
2)安全基準値を超えたからといって「病気」になるとは限らない、
というお説と拝しました。


解釈が根本から間違ってらっしゃいます。

1)は、「暫定基準値を越えた物」は処罰・廃棄の対象でなく、単に「摂食指導」の対象になるだけ、です。
暫定規制値オーバーの海産物を販売する事を規制した法律は存在しませんし、「それ以上の数値が出たら廃棄するべき」という規制基準も存在しません。

2)は、安全基準を設けてある全ての食品に共通する事実ですが、イルカ肉に関しては単純にメチル水銀のみの「最大無作用量」では測れないので安全基準値は目安としても不完全である、という説明を差し上げましたよね?

暫定基準値に関しての説明はお読み頂けたのでしょうか?



>行政が安全基準を決めた以上は、国民はそれが遵守されることを信じて安全を享受するのであって、行政が安全基準遵守の行政指導をなすことは当然かと思います。それが行われない時、行政が「お縄」になる可能性はあると思います。


貴方が何度も書き間違えてる「安全基準」とは「摂食指導」の事ですが、この「勧告」しか行われ得ない「摂食指導」の意味を理解しておられないようです。
喫食頻度を勧告した「摂食指導」が出されている事が「行政指導」なのですけれど・・・
この場合の「遵守」とはナニを指すのか、貴方に説明出来ますでしょうか?


傷病例の存在しないイルカ肉に現喫食勧告以上の摂食指導・行政指導は不可能です。
現実の危険性が全く確認されないうちにni0615さんの希望通りの規制を発効してしまう事がイルカ漁で生活している方々の生活破壊する行為である事はお解かりでしょうか?
(続きます)

 
 

2010/12/24 18:04

Commented by yukakekun さん

>安全基準を超える魚が「イルカ」「クジラ」以外にも有るとすれば、それらにも警告をもっと発するべきだと思います。yukakekunさん の結論もそのようなご意見ですよね。ちがいますか?


仰られている意味が全く不明です。
海棲生物由来の水銀障害が世界中で一例も見付かって無い以上、「もっと」警告を発するべき根拠が存在しません。

実害例が無いのにも拘らず海産物水銀に関する摂食指導が出されたのは「セレン等を含まない故に起こった水俣チッソ排水禍」の水銀イメージでの過剰な風評被害を避ける為の暫定処置ですから、近年次々とセレンその他の無毒化要因が明らかになっているのを受けて、今後は規制緩和に向かうのが流れですよ。

>>「魚介類の基準値を鯨類には適用しない」と言ってる公文書は見た事がありませんので、紹介して頂けますか?

>それは、様々なところで水産庁の見解として紹介されています。根拠となる公文書を水産庁にたずねましたが、「資料のことは鯨研にききなさい」の一点張りで門前払いでした。ですから、私にお尋ねになるよりも、水産庁にごご照会になってください。


その「様々なところ」にある水産庁の見解、で結構ですよ?

私が指摘した「歯鯨類は消費量が少ないので基準値越えが有っても他の基準値越え大型魚と同じく摂食禁止にする必要は無い」等という文言以外は存在しない筈ですから、貴方にそれが提示できない事は知ってますけども。

カジキやクロマグロの水銀値がイルカ同様に「暫定基準値」を時に何十倍もオーバーしてるのはご理解されましたでしょうか?


>そうですか、ありがたいです。公文書の文言を知ってる方がいらっしゃるとは。
その文書名と、閲覧方法を教えてくだされば幸です。


NET上にはいくらでも転がってますが、どの様な探し方をされたのでしょうか?

http://www.mhlw.go.jp/topics/2003/06/tp0613-1.html

あくまで暫定規制値越えの水銀を含む海産物は「摂食指導勧告」の対象に留まっているだけ、ですよ?


 
 

2010/12/24 18:04

Commented by yukakekun さん

>>これが傷病者の一人でも出ていれば有無を言わさず禁止にするところでしょうが、残念ながら(?)規制値を数百倍も上回った製品が見付かってさえも尚、唯の一例も傷病例が有りませんから、イルカ肉によって生計を立てておられる方々への影響を考えれば禁止は有り得ませんよね。

>食品行政がそんなイイカゲンなもので有っていいはずがありません。


残念ながら、現実がそうなってますので・・・



>ゼネコンの経営が危ないから建築基準逸脱に目をつぶってもいいのですか?
安全規準に科学的に見て厳しすぎるなら、安全規準を変えればいいのであって、安全基準が科学的に妥当ならば、それを厳格に遵守すべきです。


貴方の最も酷いカンチガイはココですね。

「建築物の安全基準」は破壊検査等によって物理的上限/下限が決まっていますが、「海産物由来水銀」によって「破壊(健康被害)」の例は無いですから「絶対基準」が決められず、よって「暫定基準値による摂食指導」という「保険」に留まっているのです。

その「科学的な妥当性」が結果現在の指導基準になってるだけ、です。


>もし、「安全なイルカ肉」で生計を立てることが出来なければ、対象魚種を換えなくてはならない、と考えるのが近代社会です。


現在、この地球上に「100%の安全」が確認された食物は一つも存在しませんよ?
現代社会に於いて「米や味噌の製造・製品化に使われる数十以上の農薬や数十以上の添加物保存料等の添加物」が癌や脳梗塞といった「この数十年で急増している病気の原因」ではないと証明した研究結果は何処にも存在せず、「見做し安全な食品」として利用されているに過ぎません。


次投稿でもっと詳しく説明してあげましょう。

 
 

2010/12/24 18:05

Commented by yukakekun さん

イルカ肉だけ」には「100%の安全確認」が出来てない限り食っちゃ駄目、なんて「ゼロリスク理論」を振りかざしてらっしゃいますが、数十数百種類の農薬・添加物・品種改良(遺伝子組み換えではない、単なる品種改良でも)による新しい生体内酵素・蛋白、保存料・着色料・人工調味料・甘味料、更には環境中に放出される様々な化学物質・副産物質・廃液廃棄物・etc,etc・・・を否応無く複合的に取り込まなければ生きていけない現代地球に生きる人類全てにとって、「無害なもの」

⇒『100%無害である事が証明された食品』

はナニ一つ存在しませんし、現代社会に暮らしてて「100%の安全確認」がなされた食品なんか一つも存在しませんので、一々そんな証明がなされるのを待ってたら何も食えません。


遺伝子組み換え作物が全く新しい酵素なんかを作り出すのは有名だけど、それって実は人工交配による「品種改良作物」でもほとんど同じ事です。
その新しい品種の中で作られる酵素や特定蛋白がその作物の栽培特性や味を決めてるんだからアタリマエ。(かけ合せによる品種改良って『遺伝子の突然変異』を利用してるんですからね?)

或る小型魚体内の酵素が化学廃液と反応して発癌性物質を作ってない、と誰も証明してないのに、その魚の食用利用を禁止しよう、とは誰も言いません。

米に使われる農薬と味噌に添加される保存料が複合的に作用して未知の病原蛋白を作ってない、などと誰も証明してないのに、米も味噌も誰も禁じません。

日常我々が口にするそれら数十種以上の作物と数え切れないほどの科学肥料・農薬・保存料・着色料・人工甘味料・・・等々との組み合わせが、例えば近年急増している「若年女性の子宮頸癌」や「モヤモヤ病」などの原因になってない、とは全く証明されていませんが、少なくともイルカ肉由来のメチル水銀はセレン化合物によって無毒化されてる、との報告は多数研究者から挙がっております。そしてそうでなければ誰一人傷病者が現われていない事に説明が付きませんよね。

 
 

2010/12/24 18:05

Commented by yukakekun さん

それからコメントを削除された、という事ですが、不都合な意見を「無かった事」にして議論から逃げてしまうのは反捕鯨、反イルカ漁さん達にありがちな態度です。

貴方の考える「議論のルール」とは反論を無視して裏付けの無い情報を一方的にばら撒く事でしょうか?

先に書きましたように、「正々堂々の議論」をしたいのならば閲覧者が確認するとは限らないトラックバックよりも、折角のコメント欄を使わない手は有りません。

ブログ記事中での主張開陳は出来るのに、ココで反論を貰うとそれに対する再反論が出来ない、という事は単に最初の主張が間違っていた、という事ですよ。

このブログには嘘と事実誤認が多すぎますし、貴方にはイルカイルカ漁に関する知識が乏しすぎますので、ココを嘘の発信基地としない為にも訂正コメントは続けさせていただきますね。

 
 

2010/12/24 18:06

Commented by yukakekun さん

>また、安全基準がいう「メチル水銀」は、それが何処でどのようにしてできたかで分けることはできません。分子、化学物質だからです。あたかも同じ分子であってもその育ちによって性質が異なるかのようにいう、あなたの説はペテンとしかいえません。

>あなたの論法だと、火山が噴出する二酸化炭素と、人間が呼出する二酸化炭素と、自動車が排出する二酸化炭素とでは、分子の性質に違いがある、という詭弁が成立してしまいますね。(笑)



あはは・・・w

アタマが悪い、というのはかくも不幸な事なのか?w

私がいつ何処で「バクテリアが作ったものなら全く化学組成の同じ<メチル水銀>であっても人体無害である」と書いたのか?を示してみましょう♪


「メチル水銀そのもの」は窒素工場で使われた化学合成物であろうがバクテリアによる自然精製だろうが人体には悪影響がありますよ?アタリマエですw


しかし、私が再三説明してあげてるのは、


『 水 俣 禍 の チ ッ ソ 工 場 廃 水 に は 全 く 含 ま れ な っ た セ レ ン 化 合 物 や オ メ ガ 3 脂 肪 酸 等 』


が、イルカ肉を含めた海産物体内には『メチル水銀と同時に』含まれていた、だからこそ



 世 界 中 で た だ の 一 例 た り と も 自 然 海 産 物 由 来 の 水 銀 障 害 が 発 生 し て い な い



という事です♪


ni0615さんの御歳ではすでに手遅れなのだとは承知していますが、このブロ具を閲覧される方達の為ならば今後何度でも



 「 自 然 海 産 物 で は 水 銀 障 害 が 起 こ り 得 な い 理 由 」 



を解説して差し上げますのでその積りで♪

 
 

2010/12/24 18:06

Commented by yukakekun さん

それから、「ウヨガキ」云々・・・と書いておられますが、一切反論出来なくなった相手に「ウヨク」のレッテルを貼って議論から逃れようとするのは愛護反捕鯨ちゃん達に共通した特徴ですが、私はただ単に嘘出鱈目を撒き散らしてまで自分の趣味趣向の問題でしかない「イルカの特別視」によってイルカ漁やイルカ製品の販売によって生計を立てている人達、イルカ肉を食材として使い続けたい人達の邪魔をしようとする、貴方達の様なイルカ愛護さんの卑怯な態度が赦せないだけ、ですw


Commented by yukakekun さん
To ni0615さん
>To yukakekunさん
>
>歳末のアラシ人稼業ごくろうさまです。
>
>↓


個人的な愛護感情に基いてイルカを守りたいが為だけに嘘を書き散らし、その誤謬を証拠ソースを添えて事細かに指摘されるや、「無かった事」にして逃げ続けているni0615様、御久しぶりで御座います。



貴方が当該記事のコメント欄を復帰させればそこに書き込むのですが、それでは貴方自身の嘘出鱈目ぶりがより明確になってしまうのでムツカシイ、というところでしょうか?

何れにせよ、このブログのイルカ漁関連記事には妄想による虚偽記載が多すぎますので、放置は出来ません。

貴方からの再反論が出来るのであれば幾らでもそれを覆してあげられます。尤も、「客観的事実には反論出来ない」ので貴方が何も反論できないのは存じておりますが・・・。

素直に当該イルカ漁記事を削除するか、訂正して謝罪するべきだと思いますけれど、如何でしょうか?w


 
 

2010/12/24 18:06

Commented by yukakekun さん

さて、このイルカを守りたいだけの為に「水銀」を持ち出してるni0615さんは「暫定規制値」と摂食指導・勧告にかんして未だに全く理解されておられないようですが、「暫定規制値」を遥かに上回ってる「クロマグロ(岩手で和歌山県の10倍近く捕獲されてるイシイルカよりも水銀値が高いw)が合いも変わらず全国的に食用通してる事は全くお気になさらないようですが・・・w



いい?

それら「暫定規制値超え」の海産物に対する「摂食指導」は妊婦と乳幼児(とそれに授乳する母親)に対して行われる「勧告」であって、「守る/守らない」などというモノではアリマセン。

いいオトナなんだろうからコレぐらいの簡単な語彙については理解してようよw

そしてそんな事すら理解できないままに、ただ単に自分自身の感情として守りたいイルカ、その捕獲を何とかして邪魔したいが為だけに妄言を撒き散らしてるから、私はそれを正してる、というだけの事だよ?


貴方がココに書いて、不特定多数の人が閲覧してる大嘘を、私のブログのトラバで訂正しても、その閲覧者達がそれを確実にみてくれるとは限らないでしょ?

だからココで客観的証拠を添えて正してるんだし、貴方のアタマでも自分の無知が理解できるのであればそれを反省し、謝罪し、記事を削除するなり訂正すべきだ、と言ってるだけなんだよ?

 
 

2010/12/24 18:07

Commented by yukakekun さん

あ、それからもう一度釘を刺しておいてあげるけど、日本国内に於いて海産物由来水銀等に関し「守らなければならない」⇒「安全基準」というものは存在しません。



「暫定規制値」は一部妊婦等への「勧告」でしかない「摂食指導」の目安にしかなっていません。


イルカを守る為ならどんな大嘘を吐いてもかまわないと考えてる貴方達が、「イルカ肉(海産物全般)由来の水銀障害の実例」を一つでも挙げられればいいんだけど、まことに残念ながらそのような例は



  地  球  上  に  存  在  し  ま  せ  ん  ♪



ので・・・w



そしてそれはセレン化合物やオメガ3脂肪酸等、「自然界に、水銀・メチル水銀と共に元々存在する物質」によって起きている、極々ありふれた「全ての海棲生物が水銀を含んだ生存環境で健康に成長繁殖している理由・自然界の摂理」という事です。


↑に関して細かい説明のコメントは何度も貼ってるけど、未だに理解できないようならば、もう一度貼ってあげるから、そう言ってね?w


 
 
トラックバック(0)