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MSN産経のこのURLには確かに1つの記事がありました。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101205/crm1012050003000-n1.htm
アップロード時刻は2010.12.5 00:00です。
しかしそれは、2010.12.8 に見たときには消されていました。
産経izaにアップされた同文記事も、同じように、沈黙のうちに消えてました。
わずか3日間で!
記事がまるで
拉致されたかのように!
しかし、文面は多くのところに残っていました。
朝鮮学校への抗議デモ参加者に飛びかかり妨害 27歳男を逮捕
2010.12.5 00:00
デモ参加者に飛びかかり妨害するなどしたとして、警視庁渋谷署は4日、暴行の現行犯で、男(27)を逮捕した。 逮捕容疑は、同日午後3時25分ごろ、東京都渋谷区神南の路上で、デモに参加していた60代の男性に飛びかかり、暴行を加えたとしている。
同署などによると、デモの参加者が男を取り押さえ、デモの警備をしていた警察官に引き渡した。デモには約100人が参加し朝鮮学校に対する抗議活動をしていた。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101205/crm1012050003000-n1.htm
※追記
pr3さんがコメントで教えてくださりました。記事の魚拓というものが残っていたそうです。ファイル or 画像
ブログに文面を保存した人たちは、
産経新聞のこの記事に疑問をもつ人たちではなく、
この記事を歓喜して迎えた人たちでした。
産経新聞は、そうした人たちの期待を裏切るように、
自分自身の記事を抹殺したのです。
何故でしょうか?
回答は産経新聞社自らがなすべきですが、
すでに問い合わせた人がいます。
電話応答の主旨は、
- 産経読者サービス 「WEBにアップした記事における最大の訂正意思表明は、記事の削除です」
とのことで、理由があって記事を削除したにもかかわらず、
削除した理由は明言できないそうです。
誤報であったことを実質的には認めながら、
形式的には認めない、ということなのでしょうか?
記事に立ち戻ってみましょう。逮捕容疑について記事はこう記しています。
デモ参加者に飛びかかり妨害するなどしたとして、警視庁渋谷署は4日、暴行の現行犯で、男(27)を逮捕した。 逮捕容疑は、同日午後3時25分ごろ、東京都渋谷区神南の路上で、デモに参加していた60代の男性に飛びかかり、暴行を加えたとしている。
簡潔な文章からすれば、警察(=警視庁渋谷警察署警備課(公安))がそのときには、かなり自信をもって産経新聞記者に報せたもののようです。
しかし、12月4日の土曜日の午後逮捕で、週末が明け月曜日、身柄送検された途端に、被疑者は釈放されました。
デモに参加していた60代の男性に飛びかかり、暴行を加えた
これが真っ赤な嘘だと判明したからです。
渋谷署警備課は、自信をもって発表した事実の真偽をしって、相当に落胆したのではないかと思います。
~~~~
60代の男性とは、この人、主権回復を目指す会代表の西村修平氏です。(画面右端のベージュグレイの上下着用の人物。どのような人かはコチラなどを参照してください)
飛び掛ったのは逆に、約80人に隊列の先頭で、デモに参加していた60代の男性(西村修平氏)の方だったことが判明しました。
詳しくは、前エントリーを吟味してください。
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/1972205/
白の矢印は「27歳の青年」=「黒い彗星」氏です。
以下敬称を略させていただきます。
「27歳の青年」はマルイシティ前交差点を、ゆっくりと歩いていきました。そして、デモ街宣車とデモ隊列最前列との間に入ってゆきました。
「27歳の青年」はデモ隊列の前まで行き、手製の横断幕をひろげようとしました。そこに、「60代の男性」西村修平が側面から近付いてきて、抱きついて取り押さえようとしたのです。相手の体に最初に手を掛けたのは西村修平だったのです。 以下は拡大画像です。
上着の中から手製の横断幕を取り出し、それを広げようとする「27歳の青年」。彼を取り押さえようと、右手に「日の丸」を持った60代の男、西村修平が側面から接触してきました。
西村修平が「日の丸」の旗竿を向こう側に廻しこんで、「27歳の青年」を羽交絞めにしようとしました。
西村修平が、日の丸の旗竿を使って羽交い締めした瞬間。
旗竿が折れたのは、これが原因でしょう。→
<主権>サイトの写真
「27歳の青年」は横断幕を頭の上にかざして、広げようとしていました。
「27歳の青年」は西村修平を振り払うように体を回転させました。それが「柔道の投げを打った」と宣伝されている行動です。『巴投げ』だとか『背負い投げ』だとか、あることないこと、インターネットでは大袈裟なデマが飛びかっています。
おそらく私服警官たちが騒ぎの声を聞いて注視した時には、西村修平は地面に転がりかけていたのでしょう。西村が青年を羽交絞めにした瞬間を見落としていたのです。
突っ込んでいくハチマキ姿はデモ隊員の加藤哲史です。「27歳の青年」が柔道ワザをかけたとする「花うさぎ」氏撮影の宣伝写真は、この瞬間を反対側から撮ったものです。http://hanausagi.iza.ne.jp/
加藤哲史の突っ込みの勢いもあって、西村修平は地面に転びつつあります。
なお加藤哲史は、デモ隊列では最前列横断幕の直ぐ後ろで、旗手として行進していました。
こうして明らかになったことは、
なにを物語っているのでしょうか?
- 現行犯逮捕といいながら、警察は衝突の瞬間を現認していなかった。
- 集団暴行をはたらいたデモ隊側の言い分を鵜呑みにした。
- 産経新聞は虚偽逮捕を警察発表のままに報道した。
拉致的記事削除の背景として、
このようなことがいえるのではないでしょうか?
記事の簡潔な文章のなかでは、虚偽伝聞による現行犯逮捕、情報の伝達経路が、明瞭に示されていました。
暴行の現行犯で、男(27)を逮捕した。 逮捕容疑は、同日午後3時25分ごろ、東京都渋谷区神南の路上で、デモに参加していた60代の男性に飛びかかり、暴行を加えたとしている。
同署などによると、デモの参加者が男を取り押さえ、デモの警備をしていた警察官に引き渡した。
すなわち
デモ参加者 → 渋谷署 → 産経新聞
おそらく産経新聞としては、
正式に訂正発表すると渋谷署警備課公安のメンツを潰すことになるので、できないと考えてるのかもしれません。
しかし、
トラメガで頭部を殴打され、
重症を負っただけでなく、
誤認逮捕までされて全国紙で報道、
それをきっかけにWEBでは誹謗中傷のアラシ。
警察のメンツも大事かもしれませんが、
27歳青年の名誉は一体どうなるのでしょうか?
産経新聞には、一刻も早く訂正記事を、
検察・警察には、一刻も早く「嫌疑無しの不起訴」決定を、
していただきたいと申上げます。
それが最も穏便な解決法だと思います。
by yukakekun
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