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TIW、スクエニHDを「2+」から「2-」に格下げ 株価を支えてきた要因がはく落

2010年12月21日(火) 13:24 Text by 木村英彦(Hidehiko Kimura)
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TIWは、12月20日付けのレポートで、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が同社のレーティングを、従来の「2+(Neutral plus)」から「2-(Neutral Minus)」に引き下げた。12月16日に発表した下方修正を受けたもの。

TIWでは、今回、格下げを行った理由について、株価を支えてきた要因がはく落し、軟調な展開をたどることになると予想しているため、としている。その理由は、(1)ゲームソフトで新規IPの創出に苦戦、(2)看板タイトル「ファイナルファンタジー」に一部ユーザーの不信感が出ていること、(3)今後発売されるゲームソフトの品質にも懸念があること、などをあげている。

今回の下方修正の背景には、主にデジタルエンタテイメント事業の不振であり、開発体制の問題が表面化してきたことがある。TIWでは、パッケージソフト業界全体が今後、縮小均衡に陥る可能性があることを考えると、会社側が行った開発体制の見直しやリストラは正しい取り組みと評価できるが、結果が伴わず、「ファイナルンファンタジー」ブランドにも不信感が生まれたとコメントしている。

今後の展開については、会社側の抱える開発体制の問題は、かなり根深いと想定されるため、問題の解決には時間がかかると見ているようだ。従来は、2011年のニンテンドー3DS発売ソフトも含めて、ゲームソフトの販売本数の増加やシェアの上昇を通じて収益増が可能であると予想していたが、2011年3月期だけでなく、2012年3月期に発売されるソフトにも影響が出る可能性がある、とのこと。

■著者紹介
木村英彦(きむら ひでひこ)
1976年東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。証券専門紙記者、投資情報サイトのプロデューサーを経験した後、2008年より、ゲーム業界に入る。ゲームソフトディベロッパーの上場準備・広報担当を経て、2010年よりソーシャルゲーム開発会社の広報担当となり、現在に至る。ライター感覚の維持と業界情報の収集・分析を目的として、ソーシャルゲーム情報(http://gamebiz.jp/)を運営している。
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