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【プロ野球】

杉内問題でタカ社長動いた 交渉担当を事情聴取

2010年12月23日 紙面から

 球団側の不誠実な対応や侮辱的な発言などで、ソフトバンクの杉内俊哉投手(30)の契約更改交渉がこじれている問題で、笠井和彦オーナー代行兼球団社長(73)が22日、交渉に当たった小林至編成・育成部長(42)らの“事情聴取”を東京都内で行った。25日には福岡で笠井社長自らが杉内との第2回交渉のテーブルに着く。

 経営トップとして初めて臨むエースとの直接交渉で事態を収拾するために笠井社長は動いた。22日、球団フロントだけではなく、広報担当者2人からも広く情報を集めた。“事情聴取”で交渉経過を把握するとともに、新査定システムや杉内への提示額などについてあらためて説明を受け、杉内側が納得できる条件を示す方針だ。

 今季も16勝を挙げて2年連続の最優秀投手にも輝いた杉内は、来季開幕直後にも国内フリーエージェント(FA)権を取得予定。今回の直接交渉で生え抜きのエース左腕の流失阻止にもつなげていく構えだ。

 

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