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【芸能・社会】

サケの保存食作り始まる 北海道、アイヌ伝統サッチェプ

2010年12月23日 18時13分

 アイヌ民族博物館で始まったサケの保存食「サッチェプ」作り=23日午後、北海道白老町

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 アイヌ民族伝統のサケの保存食「サッチェプ」作りが北海道白老町のアイヌ民族博物館で始まった。鮮やかな赤い身をさらし丸干しにされたサケ約3500匹が、寒風に揺れて独特の香りを漂わせている。

 同博物館によると、アイヌ語で「サッ」は「乾いた」、「チェプ」は「魚」の意味。12月初旬から完成まで約4カ月を要するサケの薫製だ。

 白老沖で秋に捕れたサケの腹を割いて内臓を取り、塩をまぶして約3カ月間、屋外に干す。その後、かやぶき家屋「チセ」のいろりの上で梁(はり)につるし、あめ色になるまで約1カ月間煙でいぶす。

(共同)
 

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