2争点の攻防へ 舞鶴女子高生殺害、公判前手続き終結
舞鶴市で2008年5月、東舞鶴高浮島分校1年の小杉美穂さん=当時(15)=が殺害された事件で、殺人などの罪に問われた無職中勝美被告(62)の第24回公判前整理手続きが16日、京都地裁(笹野明義裁判長)であり、協議が終結した。
勾留中の中被告は京都新聞の取材に「私はやっていない。事件には関係ない」と否認している。弁護側は、公判で無罪を主張する方針だ。
地裁や弁護側、捜査関係者によると、▽事件当夜に中被告は小杉さんと現場付近にいたのか▽中被告の供述に犯人しか知り得ない内容があるのか-の2点が公判で争われるという。
初公判は21日で、来年3月23日の結審まで、事件当夜に中被告らしき人物を見たとされる目撃者ら18人の証人尋問や証拠書類の取り調べなど計10回の審理が予定されている。
起訴状では、中被告は08年5月7日未明、舞鶴市朝来(あせく)中の朝来川岸付近で、小杉さんの顔や頭などを鈍器で殴って失血死させたなどとしている。
【 2010年12月17日 10時17分 】
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