舞鶴女子高生殺害で初公判、男「でたらめ」

舞鶴女子高生殺害で初公判、男「でたらめ」

< 2010年12月21日 12:36 >

ブックマーク

　京都・舞鶴市で０８年、女子高校生を殺害したとされる男の初公判が２１日、京都地裁で行われている。男は起訴内容を否認し、「女性が犯人だ」と名前を挙げて主張した。

　無職・中勝美被告（６２）は０８年５月、わいせつ目的で高校１年・小杉美穂さん（当時１５）を鈍器で殴って死亡させたとして、殺人と強制わいせつ致死罪に問われている。

　凶器などの直接的な証拠がないとされる今回の事件で、京都地検は目撃証言などの状況証拠を積み重ねて起訴したが、中被告は一貫して否認している。２１日の法廷でも、「全部でたらめでウソで間違いです」と、あらためて起訴内容を否認した。また、「女性が犯人だ」と名前を挙げて主張し、弁護士に止められる場面もあった。中被告は、裁判中も笑いを含んだ表情で傍聴席を見るなど、自信のある様子を見せている。

　一方、検察側は、公開されていない小杉さんの化粧ポーチの色などを中被告が具体的に話したことを挙げ、「犯人にしか知りえない事実だ」と指摘している。

【関連記事】

2010.12.21 18:54

舞鶴女子高生殺害　弁護側、全面対決の姿勢

2010.12.21 15:24

舞鶴女子高生殺害　被告、起訴内容を否認

2010.12.21 13:01

尼崎脱線事故で初公判　前社長が無罪主張

2010.12.17 18:39

出廷の母親「娘の絶望的な悲しみ知りたい」

2010.12.17 13:58

女児殺害初公判、勝木被告が起訴内容認める