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跪くブラント元首相 |
韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領はこのほど、日本の天皇がドイツのヴィリー・ブラント元首相を見習い、日本の第二次世界大戦中のアジアおよびその他の国への侵略行為に対して心を込めた謝罪を行うべきと述べた。英国メディアが11日に伝えた。
李大統領は韓国ソウルの大統領府でインタビューを受け、ブラント元首相について述べた。ブラント元首相は1970年12月7日、ポーランドの首都ワルシャワにあるユダヤ人被害者の記念碑を訪問し、花を捧げた後突然跪き、ナチスドイツが第2次世界大戦を引き起こしたことについて謝罪と後悔の念を表した。この行動が、戦後ドイツがナチスの歴史と別れを告げた象徴的な出来事となった。
李大統領は「ブラント首相の謝罪は、すべてのポーランド人、ヨーロッパ人、ないしは全世界の人々の心を深く動かし、ヨーロッパ各国のパートナー関係の転機となった。韓日関係を本当に前向きに考えるならば、日本の天皇にも同様の行動をとって欲しいと期待している」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」 2008年11月12日