11年モデル車の衝突安全性調査、現代自・起亜連合が首位＝米協会

　［ワシントン　２２日　ロイター］　米自動車保険業界団体の高速道路安全保険協会（ＩＩＨＳ）は２２日、２０１１年モデルの乗用車などの安全性に関する調査結果を発表した。

　衝突時に「最も安全な車」に選ばれたのは、米国市場で急速にシェアを伸ばしている韓国の現代自動車＜005380.KS＞と関連会社の起亜自動車＜000270.KS＞が合わせて９車種で、トップとなった。

　独フォルクスワーゲン（ＶＷ）＜VOWG.DE＞と傘下の高級車ブランド、アウディも合わせて９車種が安全性が「最も安全な車」に選ばれた。

　「最も安全な車」に選ばれた乗用車、ＳＵＶ（スポーツ用多目的車）は、全体で６６車種だった。　

　米ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）＜GM.N＞、フォード・モーター＜F.N＞、トヨタ自動車＜7203.T＞＜TM.N＞も、前部、側部、後部の衝突安全性で８車種が「最も安全な車」に選ばれた。調査では上部の耐久性や横転時の保護性能も対象となった。

　最高レーティングに入った小型ピックアップ車はなかった。大型ピックアップ車については後日調査が行われる。

　ＩＩＨＳの調査では、屋根の強度や電子安定制御などが項目に加えられるなど、ここ２年間に基準が厳格化されたため、一部の自動車メーカーは調査で高得点を挙げられるよう設計変更などに取り組んでいた。

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