中国が欲しいのは他国からの尊重と畏敬、世界覇者の座は狙っていない―米紙
2010年12月16日、米紙ハッフィントン・ポストは「中国が欲しいのは権力を尊重」と題した記事を掲載した。19日付で環球時報が伝えた。以下はその内容。
中国は今まさに世界一の経済大国にのし上がろうとしており、一部の政治家や専門家は「中国は全盛期のソ連のようだ。イデオロギーを世界中に広め、米国を始めとする西側モデルに取って代わろうとしている」と警告している。中国が自らの「独裁資本主義」モデルを広め、自由民主モデルに取って代わり、米国の時代を終わらせようとしているというものだ。
しかし、中国の軍事費の拡大や自己中心的な政策を非難し、米国に「何か行動するよう」求めるのは勝手だが、中国が西側の価値観に取って代わろうとしていると考えるのは性急にすぎないか。いわゆる「中国モデル」とはある意味、模索であるともいえる。中国人は発展の過程で絶えず模索を続けてきた。ある部分は自らの歴史や伝統を軸に、またある部分は西側や西側以外の国を参考にした。
中国の外交政策の重心は“世界の親分”の座を奪うことではなく、エネルギー供給を安定させ、東アジア地域における勢力範囲を確立することだ。「中国モデル」は常に変化を遂げている。もちろん中には多くの失敗も含まれるが、実は日本やドイツ、フランス、北欧、インド、米英の「モデル」と同様、ソマリアやブラジル、イランなどに“輸出”できるものではない。
簡単にいえば、中国が実行しているのは自国の利益を考えた政策だ。中国人は他国から尊重され、恐れられる存在になりたいと願っている。中国人は米国人と違い、世界中の人々が「自分と同じ」であることを望んではいない。この点は、米国人は中国モデルを学ぶべきではないか。(翻訳・編集/NN)
中国は今まさに世界一の経済大国にのし上がろうとしており、一部の政治家や専門家は「中国は全盛期のソ連のようだ。イデオロギーを世界中に広め、米国を始めとする西側モデルに取って代わろうとしている」と警告している。中国が自らの「独裁資本主義」モデルを広め、自由民主モデルに取って代わり、米国の時代を終わらせようとしているというものだ。
しかし、中国の軍事費の拡大や自己中心的な政策を非難し、米国に「何か行動するよう」求めるのは勝手だが、中国が西側の価値観に取って代わろうとしていると考えるのは性急にすぎないか。いわゆる「中国モデル」とはある意味、模索であるともいえる。中国人は発展の過程で絶えず模索を続けてきた。ある部分は自らの歴史や伝統を軸に、またある部分は西側や西側以外の国を参考にした。
中国の外交政策の重心は“世界の親分”の座を奪うことではなく、エネルギー供給を安定させ、東アジア地域における勢力範囲を確立することだ。「中国モデル」は常に変化を遂げている。もちろん中には多くの失敗も含まれるが、実は日本やドイツ、フランス、北欧、インド、米英の「モデル」と同様、ソマリアやブラジル、イランなどに“輸出”できるものではない。
簡単にいえば、中国が実行しているのは自国の利益を考えた政策だ。中国人は他国から尊重され、恐れられる存在になりたいと願っている。中国人は米国人と違い、世界中の人々が「自分と同じ」であることを望んではいない。この点は、米国人は中国モデルを学ぶべきではないか。(翻訳・編集/NN)
2010-12-22 23:00:23 配信
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