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名誉毀損訴訟の“バイブル”

ノンセクション2010年12月23日 11:42 | フォルダ : 

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 囲み取材を受ける麻木久仁子の隣に立つ弘中惇一郎弁護士の顔がテレビに映っているのを見て「ここにもか」と少し驚いた。よく考えると、当然か。著名人にとって現在、これほど頼りになる法曹関係者はいないのだろう。
 厚労省元局長・村木厚子氏の冤罪事件で弁護人を務めた弘中氏。古くはロス事件で無罪を勝ち取った故三浦和義元社長、政界では鈴木宗男氏、小沢一郎氏、芸能界にも多数の依頼人を抱え、超切れ者と評判である。
 弘中氏の登場は、不倫(同氏は不倫ではないと認識)を暴露した大桃美代子に対する法的措置を示唆するものなのかもしれないが、それだけならわざわざ会見に出てこない。不倫を強調するメディア側へのけん制の意味合いもあったのではないか。つまりは、メディア側もうかつなことを報じれば、名誉毀損で訴えられないともかぎらない。
 弘中氏とは関係ないが、司法制度改革で弁護士の数が多くなって以降、芸能人や所属事務所に訴訟の売り込みを図る弁護士が増えたと聞いたことがある。食えない弁護士が新たな飯のタネにしようとしているという話だ。
 弁護士は、どこかの事務所に雇ってもらう「イソ弁」(居候弁護士)からスタートするのが通例。事務所の軒先だけ借りる「ノキ弁」もいる。それが、新規参入者の増加で仕事に困り、自宅で営業する「タク弁」や携帯電話が頼りの「ケータイ弁」が出現するようになったとか。週刊誌のスキャンダル記事を見て、訴訟にできそうなものがあると弁護士自ら営業する“ビジネスモデル”も登場したという。
 一方、名誉毀損裁判を勧める本の存在も数年前からフリーライターらの間で話題になっていた。
 「新・名誉毀損」(商事法務)。法律専門書と同じ体裁のおカタい本だが、名誉毀損訴訟におけるバイブル的な書物とされる。編者の法律事務所には有名芸能プロとつながりのある弁護士もいることでも注目された。
 筆者も以前に購入したが、いわゆる“積ん読”。
 初めて読んでみよっと。
 
 
 

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