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'10/12/17: 嵐だ

 天候じゃない。芸能人でもない。目黒区の民主会派が嵐ということだ。

 蓮舫行政刷新相の配偶者が、目黒区で民主党から区議選に出馬する予定者として公認されたというお話が発端。だけど、申し訳ないが、この話は現職区議会議員はまったく関知していない。総支部が独断で決めた候補者なので、知ったこっちゃない(=対応しようがない)。プロセス完全無視だから、会派内が嵐になるということ。

 個人的に言うなら、こういうのを七光りと言われてしまうと思う。確かに票は集めるだろう。おそらく当選してくる。そして良い人材であることも分かっている。その点については、自分が再選できていれば非常に心強いので、文句をつける気はない。ただプロセスで、別方向に嵐が巻き起こる。

 例えば民主党は世襲禁止を強く主張している。民主党のいう世襲禁止にはこうある。「世襲とは同一の選挙区で3親等以内の親族が連続して立候補すること」になる。だから、配偶者が、同一の参院東京選挙区に出ないかぎり、世襲じゃない。

 けど本来、配偶者は「生計を一にする親族」だから、本人同然という取り扱い。田中真紀子と田中直紀みたいなもんじゃないか。止めはしないけど…後々、この問題(プロセス無視+血縁関係)は尾を引く気がする。心配し過ぎかもしれない。

 実際、これを知った人から、この数時間でどれほどイジられたことか。このへんの感覚は2極化するんじゃないだろうか。「良い人材だ」と「区民を馬鹿にしてるのか」との2極に。ぼくが相談受けてたら…区長選でも勧めたかなあ。これで夫婦2連ポスターとか貼ったら結婚祝いでも出さなきゃならない気分になりそうで困る。

 ただこんなこと書きながら、まじめに個人的に疑問を持った。街頭演説でどう言うんだろう。この関係を売りにできない。むしろ足かせにならないだろうか。票固めとしてはアリだけど票起こしには繋がらないんじゃないか。うーん…?

 さらに嵐の影の嵐は、実は「松田哲也議員がみんなの党公認になったことが判明した」ことなのだけど。これは別視点では良いこと。他の使えない現職区議とか新人がなるより、明らかに有意義だ。

 民主党地方組織の瓦解は、もう始まってるかもしれないな。

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