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山形の社会実験、カットバック候補に5カ所 自転車道の幅狭め渋滞緩和へ

2010年12月21日 19:23
 山形市中心部の国道112号で行われている自転車道の社会実験で、交通環境の改善策を協議する検討委員会が21日、山形市の山形七日町ワシントンホテルで開かれ、歩道幅を狭めて荷さばき車両の停車スペースを設けるカットバックの候補地5カ所が挙げられた。

 検討委は候補地にラインを引いて明示し、市民に広く意見を聞いた上で来月下旬には実施箇所を決定したい考え。併せて自転車道の幅を30センチ狭め、車道幅を広げる方向で検討に入った。

 カットバック、自転車道の幅ともに、車での通りにくさや渋滞問題を指摘する声に応え、車道幅を広げるための対策。カットバック候補地は山形グランドホテル前、大沼山形本店前、山形七日町ワシントンホテル前など5カ所で、それぞれ候補地であることが分かるようラインを引き、ドライバー、歩行者、商店主などさまざまな立場から見てもらい、意見を聞いた上で実施箇所を決定する。

 また、カットバックの実施時期に合わせ、現在2.5メートルの自転車道幅を30センチ狭める方針が示された。実施されればカットバック地点は、現在より車道が1メートル40センチ広くなることになる。この日は社会実験の実施主体である国土交通省山形河川国道事務所、地元商店街、県警察本部の3者と、山形市、県の担当者約20人が出席、協議した。
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