2010年 12月 22日
AMDA コレラ被害ハイチ支援の帰国報告
コレラの感染被害が深刻化しているハイチ共和国で支援活動を行っていた岡山市の国際医療ボランティア団体AMDAが帰国し、活動を報告しました。報告をしたのは現地で支援活動を行ったAMDAの菅波茂代表と職員の2人です。カリブ海にあるハイチでは10月中旬ごろ北部でコレラの感染が確認されてから全土に広がっていて、ハイチ保健省によりますと今月19日までに11万人以上が感染し2535人が死亡しています。AMDAは今月2日以降7人の医師や看護師が南部のフォンデネグ市の病院で治療活動を行い63人のコレラ患者を診察したということです。菅波茂代表は「ハイチ大地震の影響で医療環境が悪く感染は拡大傾向にある。一医療団体では支援に限界があり今後は国などに協力を求めていきたい」と話していました。

コンビニに電気自動車急速充電器
岡山市のコンビニエンスストアに電気自動車の急速充電器が設置されました。中国地方では初めての試みです。岡山市北区のコンビニエンスストアには電気自動車の普及拡大に役立てようと、無料で利用できる急速充電器が22日から備えられました。90分で80%の充電が可能なこのスタンド。岡山県や市が進める電気自動車普及推進事業の補助金制度を利用したもので、400万円の設置資金のうち、国や県、市から95万の補助を受けています。充電可能な時間は、午前9時から午後9時まで。中国地方のコンビニでは初めての試みということで、ローソンでは、今後も各地で設置台数を増やしていきたいと話しています。

高谷市長が子ども手当からの天引き歓迎
来年度以降の子ども手当で保育料や学校給食費の滞納分を天引きできるようにする政府の方針について、岡山市の高谷市長が歓迎の意向を示しました。22日の定例会見で高谷市長は、滞納している保護者を対象に保育料は直接、給食費は同意に基づいて子ども手当から徴収できるようにするとの政府の方針について、「歓迎する」と述べました。岡山市によりますと、市の保育料の滞納額は昨年度までの累計で約3億9600万円、学校給食費の滞納額は昨年度だけで約1500万円に上るということです。また、高谷市長は、政府が子ども手当の財源として来年度も引き続き地方負担を求めていることについて、市長会などを通じて、見直しを国に求めたいとの考えを示しました。

川崎学園が旧深柢小跡地利用を市に要望
岡山市の川崎病院を来年春から運営する学校法人川崎学園が、市中心部の旧深柢小学校跡地に病院を建て替える要望書を22日、高谷市長に提出しました。要望書を提出したのは川崎学園の川崎明徳理事長ら5人です。要望では現在の川崎病院が老朽化が進んでいるとして、安全で安心な医療を提供するため、市中心部で、新たに病院を建て替え、診療を続けたいとしています。旧深柢小跡地は2005年3月に小学校が閉校になった後、利用方法を巡り、議論が続いていましたが、今月15日の市議会本会議で川崎病院の移転を求める陳情が採択されていました。市では、要望を受け、市民のために有益な利用方法について検討したいとしています。

天満屋女子陸上部が初優勝を報告
全日本実業団女子駅伝で悲願の初優勝を果たした天満屋女子陸上競技部が22日、社員らに優勝を報告しました。天満屋岡山店で行われた優勝報告では武冨豊監督とレースに出場した6人の選手が拍手で迎えられ、武富監督に花束が贈られました。天満屋女子陸上競技部は今月19日、岐阜市で行われた全日本実業団女子駅伝で初優勝し、19回目の挑戦で悲願の駅伝日本一に輝きました。選手たちはそれぞれ次の目標に向かい、マラソンや駅伝の合宿に入る予定です。